コレクターが多い懐中時計、その魅力とは?

2025年8月29日 2025年8月29日
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コレクターが多い懐中時計、その魅力とは?

私たちの生活の中に溶け込んでいる時計。腕時計はファッションアイテムとしても人気の高いアイテムとして知られており一本だけでなく様々な種類を持っている方が多いです。さて、そんな腕時計の祖先とも言われる「懐中時計」をご存知でしょうか?

古いアンティークアイテムのイメージが多いかもしれませんが、現在でも様々な時計ブランドからアイテム展開をされている人気の時計になります。今回は、そんな懐中時計の魅力についてご紹介をしていきたいと思います。

懐中時計の歴史

セイコー懐中時計

懐中時計とは?

懐中時計とは、衣服のポケットや懐に入れて持ち歩く小型の時計のことです。英語では「pocket watch」と呼ばれており、腕時計が登場する以前は、携帯時計の代表でした。

そんな懐中時計は17世紀頃から使用され始め、当時は限られた職人しか作ることができず、王侯貴族などの一部の人々が愛用する高級品でした。

懐中時計が登場してから長い年月が立つと、様々な国や地域で懐中時計が作られるようになり1870年代には一般の方でも持てる必需品へと変わってきました。男性の方には馴染み深いと思いますが、ジーンズのポケットの部分に小さなポケットがあるのを見た事が多いのではないでしょうか?

ただのデザイン?小銭を入れる為?と思った方が多いかもしれませんが、ジーンズが作られた1870年代必需品であった懐中時計を入れるための「ウォッチポケット」と言われております。現代でも名残として残っているので、不思議に思った事があるという方も多いのではないでしょうか。

日本でも、懐中時計は海外から伝わっており、1860年江戸時代に渡米した幕府の使節団を通し、アメリカのブキャナン大統領 から【14代将軍 徳川家茂】に贈られたウォルサム懐中時計が有名です。他にも1869年に薩摩藩主、島津忠義が西郷隆盛に贈ったロンジンの金時計も有名であり日本でも少しずつ懐中時計の認知が広まっていきました。

明治時代には鉄道の運行管理のために、駅長や車掌、機関士に懐中時計の携行が義務付けられ懐中時計は大変貴重なものでありましたが1895年に、大阪時計製造株式会社が日本で初めて懐中時計の生産に成功すると幅広い年齢層に人気の高いアイテムへとなったのです。

時代は進み、現在では腕時計やスマートウォッチの普及によって、懐中時計の需要は減少傾向にある様に感じるかと思いますが、ファッションアイテムやコレクターズアイテムとして、一定の人気を保っており中古市場でも非常に多く取引をされています。

懐中時計の魅力

懐中時計

さて、そんな懐中時計ですが腕時計やスマートウォッチに比べると使い勝手が良いのか?と不思議に思う方も多いかもしれません。懐中時計のデメリットとしてよくあげられる【腕時計に比べて実用性が劣る・メンテナンスが大変・種類が少ない】ことなどが挙げられます。

しかし、そのデザインや使い勝手は唯一無二のものになりますのでその手間が良いとする方に懐中時計はおすすめのアイテムになります。

懐中時計にはメリットが多くあげられます。まずアクセサリーとしての魅力は腕時計などの他の時計に比べて圧倒的に高く、レトロな雰囲気は特別感を感じる事ができます。

また、懐中時計には種類が無いと感じると思いますが、実際には懐中時計にも多くの種類があり好みによって使い分ける事ができます。

まず懐中時計のメインのデザインである”オープンフェイス”は、ケースにフタがないタイプの懐中時計になります。

取り出した際、瞬時に時間を確認できるメリットがあります。埃が内部に入りにくくおすすめなモデルになりますが、風防に傷が付きやすく落としてしまった際には割れてしまう事がありますので、注意が必要です。

次に、懐中時計といえばこの形!と言われる”ハンターケース”です。こちらは風防を守るためにケースにフタが付いたタイプになります。映画やアニメなどで見る懐中時計はこのタイプが多く、ケースを開く動作がかっこいいという事からこちらのタイプを選ぶ方が多いです。

”ハーフハンターケース”と呼ばれるケース付きの懐中時計もあり、こちら葉ケースの真ん中に丸く穴がアイテいるアイテムになっており、フタを閉じたままでも時間が確認できるように、フタにも12時間表示が付けられているものが多いです。

おしゃれに懐中時計を持ちたい方におすすめなのが”スケルトン”です。名前の通り、文字盤やケースにガラスを使用し、中のムーブメントが見えるようにしたタイプの懐中時計になります。

ムーブメントの動きなどが見る事ができ、さらにムーブメントにも装飾されているモデルも多くあります。高級懐中時計によく見られるモデルになりますが、お値段も高額になる場合が多いので懐中時計に慣れ始めた頃に選ぶと良いでしょう。

懐中時計の人気ブランド

ウォルサム

ウォルサム

アメリカ最古の時計ブランドと知られていますが、アメリカで製造を行っていたウォルサムは解散し現在ではスイスに設立していた子会社がブランドを継承しております。ウォルサムの懐中時計は、シンプルなものから装飾残ったものまで様々な種類の懐中時計を展開しております。

使用している素材にもこだわっており、18金や14金さらにはホワイトゴールドなどの貴金属を使った懐中時計もよく見られます。懐中時計をコレクションしている方の中でも特に人気の高いブランドです。

また、懐中時計は丸いイメージがあると思いますが、ウォルサムの懐中時計はケースが四角形や八角形などの変わった形のケースもありますので、普段の懐中時計とはまた違った雰囲気を楽しみたい方におすすめです。

パテック・フィリップ

パテックフィリップ

パテック フィリップ (PATEK PHILIPPE) は、1839年創業のスイスの高級腕時計メーカーで、世界三大時計ブランドの一つに数えられています。

高級腕時計の代名詞とも言われているパテックフィリップは【カラトラバ・ノーチラス・アクアノート】などの有名なモデルが名を連ねております。

腕時計のイメージが強いかもしれませんが、パテック・フィリップは1839年創業以来、最高級の懐中時計をつくり続けている名門ブランドでもあるのです。

オアテックフィリップの高い技術力が表れている懐中時計は、時計愛好家から人気を集めており、生産数を調整しながら現在も販売を続けております。

パテックフィリップの懐中時計はシンプルなデザインのものが多く見受けられますが、アンティークのものになりますと凝った装飾が見られる、まるで芸術品の様に美しいモデルもございます。

また、時針分針にもこだわりを見せているモデルもあり、見ているだけでも息を呑むほど美しくコレクションにふさわしい懐中時計ブランドになります。モデルや使われている貴金属などにもよりますが、中古市場では100万円〜800万円前後で取引をされているものになります。

懐中時計ブランドとしての敷居は高いかと思いますがそれに納得する程の技術とデザイン性が魅力ではありますので、ぜひご覧になってみてください。

IWC(インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)

IWC

スイスの高級時計ブランドである「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー(International Watch Company)」近年では「IWC」と呼ばれております。

パイロットウォッチやインヂュニアなど、高い機能性と視認性、耐久性を備えた時計を製造しており、伝統と革新を両立した時計ブランドとして評価されています。

そんなIWCの懐中時計は視認性が高くシンプルなデザインの懐中時計を多く展開しておりました。文字盤のインデックスは見やすく大きく印字されており、白い文字盤がとても美しいモデルが多いです。

懐中時計の中でもコレクションに人気の高いムーンフェイズがデザインされたモデルも多く、美しい見た目とその希少さからコレクションに最適です。

現在、IWCのモデルなどには【IWC】のロゴが使われる事が多いですが、懐中時計には筆記体のロゴが使われておりますのでIWCの愛好家からも人気のアイテムになります。

まとめ

今回は時計の中でも人気の高い懐中時計についてご紹介をさせて頂きました。懐中時計は、現在でもアンティークな商品としても人気が高くコレクションアイテムとして懐中時計を収集する方が増えてきております。

腕時計に比べ使い勝手などでは劣ってしまう事がありますが、その唯一無二のデザインと使い心地は決して劣ることはございません。

買取おりづるでは、腕時計以外にも懐中時計の買取を強化中です。使わないまま保管している懐中時計はありませんか?懐中時計の中には廃盤になってしまったモデルや希少価値の高いムーブメントを使用している場合も多く、中古市場では腕時計以上の価値を持った懐中時計が多く取引をされております

古いモデルだから売れないかも…と思う方も多いかもしれませんが、ぜひそんな時は買取おりづるの無料査定をご利用ください。お値段を聞いてから買取に悩んで頂く事も可能です。付属品などを一緒にお持ち込みして頂く事で買取価格にも反映する場合もございますので、ぜひご一緒にお持ち込みください。

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