金の価格高騰!話題の日本の金貨とは?

2025年3月31日 2025年3月31日
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金の価格高騰!話題の日本の金貨とは?

近年金の高騰化によって注目されているのが「金貨」です。金貨というと海外のお金のイメージが強いかと思いますが、実は日本でも金貨の種類は様々あります。今回は、日本の金貨についてご紹介をさせていただきたいと思います。

日本の金貨とは

日本でも金貨は使われていた?

レディ ディオール ロータスウォレット

現在日本では【紙幣、硬貨】が使われていますが、その素材はアルミニウムや銅で作られています。その為、一般的に使われるお金の中に金や銀などの貴金属が使われているものはありません。

しかし、日本でも金貨が日常的に使われていた時代もありました。日本で初めて金貨が使われたのは奈良時代(760年)「開基勝宝(かいきしょうほう)」が始まりと言われています。

製造数はとても少なく、質量のばらつきが大きな物であったので流通する貨幣としては不合格なものでした。

その後、戦国時代から江戸時代にかけて金や銀の採掘が盛んになり、戦国大名が金山や銀山を手に入れて独自に金貨を発行する事となったのです。

中でも有名なのは、 武田信玄が作った「甲州金(こうしゅうきん)」 です。この甲州金は、周囲にギザギザがつけられた「太鼓判」(偽造防止の為)が特徴で、「太鼓判を押す」と言うことわざはここからきています。

甲州金は海外のコインの様に丸い形をしていますが、この後から日本の金貨の形は独自の進化をしていきます。

日本の金貨はなぜ円形ではないのか?

小判

金貨というと多くの人が想像するコインの形ですが、日本では独自の金貨の形状をしています。戦国時代から江戸時代にかけて作られて日本の金貨は「大判・小判」と呼ばれるものです。

大判や小判などは、日本の方なら一度は見たことのある特徴的な形をしています。しかし、なぜあの形になったのかというのは長く研究されているものであり、有力な説は2つあります。

有力説①「米」

1つ目は、日本では昔から主食が米であった為、武将の給料などは米で支払われる事が多かったそうです。

この事から、治世の根本=米であることが確立され、流通させる大判・小判も米俵の様に楕円形にデザインしたと言われる説です。

有力説②「鏨(たがね)」

2つ目は大判や小判を作る際に、鏨(たがね)と呼ばれる工具を使い製造していたことから、一方方向に伸ばしていくと楕円形になるのが理由とされています。

円型に作るよりも、楕円形の方が作りやすく製造がら流通までがスムーズであった為、大判小判の様な特徴的な形になったとされている説もあります。

この楕円形の金貨は世界でも日本だけの形状とされており、世界から見ても珍しい形状であると注目をされています。

日本の金貨の進化

日本の金貨

大判や小判が流通した江戸時代でしたが、【貨幣制度】と言う新しい制度が制定されると全国で使えるように金貨や銀貨を作る様になります。しかし、その後幕府の財政難をきっかけに質の悪い金貨や銀貨が市場に出回るようになり、人々の物価は上がり続けたのです。

さらに、ペリーが日本に来航し日本が開国へと歩み始めた頃、日本と海外の金や銀の交換比率が違う事を利用し儲けようとする外国商人たちによって大量の金貨が海外へ流失してしまったのです。

このように混乱してしまった貨幣制度を整える様に他国との約束を結びましたが、約束は果たせないまま明治時代へと変わりました。

近代の貨幣制度を国内でしっかりと整える為、明治新政府による造幣局の創設に踏み込みました。そして、1871年「新貨条例(しんかじょうれい)」が制定されたことにより、金1.5グラム=1円の下で「円」が誕生しました。

この円が制定されたことにより、金貨・銀貨・銅貨が発行され近代金貨として有名な「20円金貨」が発行されました。

この「20円金貨」は明治30年以前に製造された「旧20円金貨」と、明治30年以降に作られた「新20円金貨」の2種類があります。

旧20円金貨は【直径3.506cm・重量が33.33g】のもので、表面には大きくデザインされた龍と年号、額面がぐるりと描かれています。

新20円金貨は【直径2.878cm・重量が16.67g】です。旧20円金貨よりもデザインがシンプルになり、額面が表面に打刻されたものになります。

旧20円金貨はそのデザインの美しさからコレクターに人気の高い金貨で現在でも多く取引をされています。品質が低いものでも数百万円で取引されることも多いので旧20円金貨をお持ちの際は鑑定をしてもらうのが良いでしょう。

しかし、20円金貨は、新と旧によって重さや大きさに違いがあり、発行年数によっても取引される価格は変わりますので、売買の際には十分に気をつけましょう。

日本で人気の記念金貨

東京2020オリンピック競技大会記念金貨

東京2020オリンピック競技大会記念金貨

日本国内の記念金貨は、国家的な行事やイベントなどを中心に発行されています。その為、記念金貨などはこの大きなイベントに関連しているものが多く、オリンピックなどの国際行事の物は高く取引をされる場合が多いです。

金貨の中でも比較的新しく発行されたのが、「東京2020オリンピック競技大会記念金貨」になります。

2020年に57年ぶりに開催した東京オリンピック競技大会を覚えている方も多いのではないでしょうか?

「東京2020オリンピック競技大会記念金貨」は、額面が1万円の純金製になっております。【直径は26mm・質量は15.6g】と比較的大きな金貨であり、コレクターにも人気が高いです。

表面に「勝利と栄光と心技体」をテーマにした図案が刻印されており、裏面に東京2020オリンピック競技大会エンブレムがデザインされています。

こちらの記念金貨は、大会開催直前までに4回に分けて発行されており比較的購入しやすい記念金貨でした。

第1次発行分は木製の特製ケースに収納されて発行されており、デザイン性の高さ&木製の特製ケースの特別感もあり現在でも販売価格以上で取引される事も多いです。

日本国際博覧会記念貨幣

日本国際博覧会記念貨幣

2005年日本国際博覧会は、愛知県で開催された「愛・地球博」の通称です。121か国と4国際機関が参加した大きなイベントで、平成の代表的なイベントとしても知られています。

そんな、国際博覧会を記念して発行されたのが「日本国際博覧会記念貨幣」になります。こちらもオリンピック記念金貨と同じく額面が1万円の純金製です。

【直径は26mm・質量は15.6g】と、オリンピック金貨と全く同じものですがデザインの違いに注目できます。

表面にはコノハズクの親子が寄り添っているデザインと、地球博のテーマでもある地球や太陽、星や雲などの自然が目を惹きます。

裏面には、博覧会シンボルマークと大地がレリーフされており、大地の5本のストライプは国内5回目の国際博覧会開催を表しています。

ポップで可愛らしいデザインが人気の金貨で、発行から20年経った現在でも金貨コレクターの中でも人気が高い金貨になります。

同時期に千円銀貨も発行しており、【金貨・銀貨のセットで45000円】【金貨単独のもので40000円】で販売されていました。しかし、デザイン性の高さや希少価値も相まって現在では販売価格よりも高く取引をされています。

復興や復帰の記念金貨

東日本大震災復興事業記念金貨

東日本大震災復興事業記念金貨

2011年、みなさんにも記憶に深く残る”東日本大震災”が起こりました。日本国内観測史上最大規模の地震で、東北を中心に大きな被害が起こりで多くの方が被災者となりました。

東日本大震災復興事業記念金貨は、2011年の東日本大震災を受けて発行された金貨になります。復興事業に資金提供を募る個人向け復興応援国債を購入した人に贈呈され、一部は造幣局で販売もしました。

この際に売り上げの一部は、ハタチ基金に寄付されました。ハタチ基金とは、東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが20歳を迎えるその日まで被災地の子供たちに寄り添い、支援を続ける団体です。

東日本大震災復興事業記念金貨は、額面が1万円の金貨です。【直径は26mm・質量は15.6g】になっており、第1次から第4次まで、4回に分けて発行されました。

第1次のデザインは造幣局がデザインしたもので、第2次以降は一般公募によって決められたものになります。どのデザインも復興のために明るい未来が描かれており、平和の象徴でもある鳩のイラストなどが特徴的です。

金貨裏面には「がんばろう 日本」と文字が書かれており、メッセージが書かれている金貨はとても珍しいものになります。

現在でも、この震災を忘れないように所持したいコレクターによって人気の金貨になります。

沖縄復帰50周年記念金貨

沖縄復帰50周年記念金貨は、2022年に沖縄が日本に復帰してから50周年を記念して発行された純金製の記念貨幣になります。金貨の中でも比較的新しい部類のもので、中古市場でも人気の金貨になります。

造幣局のオンラインショップで通信販売のみ行われた販売方法で、2万枚の販売枚数がありましたが倍率が11.66と大変人気があった金貨です。

抽選で当たらなかったコレクターが、中古市場の流通を探しており現在では購入時よりも高い金額で取引をされる場合もあります。

【直径は26mm・質量は15.6g】になっており、表面には首里城正殿と琉球舞踊「四つ竹(ゆちだき)」が描かれ、裏面には伝統工芸「紅型(びんがた)」が描かれています。

沖縄の伝統的なデザインがとても美しく、日本人にも馴染み深い金貨であるため、金貨コレクターであれば1枚は持っておきない品物になります。

まとめ

今回は、日本の金貨についてご紹介をさせていただきました。日本では古くから金貨の製造が行われており、大判や小判も金貨の部類に入ります。

近年でも、記念金貨や復興金貨など多くの金貨が造幣局から販売されており、デザインやイラストの違いからコレクションするお品物としてもってこいです。

買取おりづるでは、金貨の買取を強化しております。記念金貨はもちろん、大判や小判などの古いものでもお買取可能です。買取おりづるは、国内・海外に販売ルートを確立しています。

その為、金貨の付加価値をしっかりと見極め、金以上の価格でお買取を目指しております。金貨の買取にお悩みの際は、まず一度ご相談ください。みなさんのご来店を心からお待ちしております。

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