近年使う機会がめっきり減ってしまった「切手」。過去には切手コレクターが多くいたほど人気の高いアイテムでしたが、メールや電話などの普及によって使う機会は減少してきています。
額面以上の価値はないのでは?と、言われることのあるアイテムになりますが、実は現代でもプレミア価値のつく切手は多くあります。
今回はそんな切手の中でもプレミア価値が付きやすいと言われているコラボレーション切手についてご紹介をしていきたいと思います。
目次
切手の需要の変化
切手コレクターが多かった昭和時代

誰もが使った事がある切手は郵便料金をあらかじめ支払ったことを証明する証紙(証票)です。
郵便物に貼ることで、配達サービスを受ける権利があることを示し、ハガキや配達物に一度は使った事がある方が多いのではないでしょうか?
そんな切手は運賃としての役目だけではなく、いわゆる収集(コレクション)などの一面を持ったアイテムになります。
切手収集がかつて国民的な趣味として爆発的に流行したのは、主に1950年代後半から1970年代にかけて起こりました。
1947年に「切手趣味週間」が制定され、切手の持つ「美しさ」や「芸術性」といった文化的価値を広く認識してもらうことを目的としました。
1948年には、現在でも人気のプレミア切手発「見返り美人」が発行され、1949年にはこちらもプレミア価値で取引がされている「月に雁(つきにかり)」が発行されました。
当時の一般的な切手の約4倍という巨大なサイズ(縦67mm×横30mm)で、その美しさから大きな衝撃を与え、瞬く間に切手収集は「趣味の王様」とまで呼ばれるほどの大きなブームとなったのです。
高度経済成長期(1950年代後半〜1970年代)では、切手は「価値が必ず上がる投資対象」と見なされ「今買っておけば将来高く売れる」といった投資目的で購入する人も増えました。
これによって新しい切手の販売の情報が発表されると郵便局には早朝から長蛇の列ができるほどの人気となりました。
大人だけでなく小さな子供たちにも人気が高かった切手収集になりますが、「宝探し」のような感覚と手軽さが人気の理由だったのでは?と考えられております。
切手収集が流行した時代には携帯電話やパソコン、テレビなどはなく、切手に描かれた外国の風景、動物、乗り物、歴史的な事件は、子供たちにとって「世界を知るための窓」でもあったのです。
1957年(昭和32年)には、江崎グリコが「世界の切手をあなたに」というキャンペーンを実施し、お菓子の景品として本物の外国切手が付けられたことで国内切手が普通だった子供達に大きな衝撃を与えました。
高価な切手でなくとも絵柄やデザインなどを見ることは、多くの人の日常の楽しみとして浸透していき、消印が押された切手(使用済みの切手)なども集める方が多かったそうです。
現代でも大きな話題となっているシール交換のように、切手収集ブームの時にも重複した切手を友達と交換する(トレード)文化があり、子供たちのコミニケーションの一つでもありました。
切手の需要の変化

多くの方が熱を上げた切手収集になりますが、流行というものはいつしか廃れていってしまいます。
1950年代後半から1970年代にかかって起こった切手収集ブームですが、1970年代半ばから1980年代にかけてブームの終焉が訪れました。
まず1970年前半、収集のブーム加熱によって日本郵便(当時は郵政省)が記念切手の発行枚数を大幅に増やしました。
これによって、誰もが持つ事ができるという状態になってしまった為、切手は将来希少価値が上昇すると言われていた前提が覆ってしまったのです。
投資目的で購入していた人たちが一斉に離れると、切手収集ブームは子供たちの趣味の一つになっていきました。
そして、1980年代になると切手収集のメインターゲットでもあった子供たちの関心が、「切手収集」からエンターテインメントへと移り変わりました。
切手収集に大きな打撃を与えたというのが、1983年に発売されたファミリーコンピュータです。
子供たちの楽しみは切手からゲームなどに移り変わると同時に、遊び性の高い”ビックリマンチョコ”や”キン消し(キン肉マン消しゴム)”などのコレクションが大流行し、切手コレクションブームは静かに幕を下ろしていきました。
1990年代に入ると切手は日常の必需品ではなくなっていきました。
切手の主な使い道でもあった文通文化が衰退した事によって、手紙を書く機会が激減し切手を目にする機会そのものが減りました。
昨今では、運送料などのデジタル化や送料値上げなどの影響により切手そのものを購入しない方が増え、若い世代の中には切手を使用した事がないという方も増えていっています。
切手の需要は時代によって変化をしていっていますが、切手のプレミア価値がなくなってしまったのか?というとそんな事はございません。
「古い切手はプレミア価値がつきやすい」「最近発行されている切手にはプレミア価値が付かない」など切手のプレミア価値については様々な意見がございます。
ではプレミア価値がつきやすい切手はどんなものなのかご紹介をしていきます。
プレミア価値がつきやすいコラボ切手
ワンピース切手

世界中で人気のある日本のアニメーション「ONE PIECE (ワンピース)」。
日本でも人気の高いアニメーションで2011年から「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」切手の第15集で発行された事もあります。
10種類の80円切手からなるシートで販売されていたもので、人気キャラクターが当時の絵柄で描かれております。
こちらの切手シートは発行枚数も多かったことからプレミアが付くほどの価値は付きませんが、綺麗な状態のものであれは額面より少し高めで売却ができる事もあります。
また、テレビアニメ放映20周年を記念し制作をされた【ONE PIECE STAMPEDE(ワンピース スタンピード)】の公開を記念して発行されたシート切手や、【スーパー歌舞伎Ⅱワンピース】の公演記念切手シートなどはプレミア価値がつきやすく額面の5〜10倍で取引をされる事もございます。
現在も発行されている漫画になりますので、連載が終了後に価値が上昇していくのでは?とも予測が立てられている切手になります。
売却のタイミングにお悩みの際はぜひご相談ください。
ポケモン切手BOX~見返り美人・月に雁セット~

現行切手の中でも非常に高いプレミアがついているのがポケモンとコラボレーションした切手になります。
ワンピース同様に世界的に人気のある日本のアニメーション&ゲームの「ポケットモンスター」はこれまでに何度も日本郵便とコラボレーションを行なってきました。
中でも注目されているのが、2021年8月発売の【ポケモン切手BOX~ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット~】です。
切手シートのほか、変形カードやプロモカードが同梱された限定セットであり、販売価格は4000円(税込)でした。
切手シートは84円切手×8枚、120円切手×2枚のシール状の切手でポケモンカードのデザイン切手が大変可愛らしく話題になりました。
120円の切手には日本で人気のプレミアム切手「見返り美人」「月に雁(かり)」のデザインにポケモンの可愛らしいキャラクターがデザインされた切手になっており、和風なテイストが非常に美しく国内だけでなく海外でも大きな話題を呼びました。
2021年に抽選発行されたアイテムで、翌年には未開封品のもので3〜4万円前後で取引をされるほどになり、現在では15〜20万円前後まで値上がりをしていす。
切手シートのみの場合でも5000円前後で取引をされており、その人気の様子が伺えます。
今後もさらに値上がりしていくと考えられておりますが、現金化にお悩みの際はぜひご相談ください。
ガンダム切手

ガンダム切手は、ワンピース切手と同じく「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」の切手として、2005年の8月に第2集として発行された切手になります。
80円切手が6種類50円切手が4種類の額面混合シート(1シートの中に異なる額面が混ざっている切手シート)になります。
こちらの額面混合シートは発行枚数も多く、現在も中古市場で多く取引されているものになりますので、大きなプレミアは付きにくいです。
ただし、2011年にガンプラ(ガンダムプラモデル)30周年を記念して発行された「GUNPLA FRAME STAMP COLLECTION 30th ANNIVERSARY」は、静岡市内の郵便局で5000セットしか販売をしなかった限定商品だった為、プレミア価値がつきやすく今後の値上がりも期待されている切手シートになります。
まとめ
今回はプレミア価値がつきやすいコラボレーション切手についてご紹介をさせていただきました。携帯電話の普及や、運送料のデジタル化によって切手自体の需要は減少している傾向にあります。
しかし、アニメのコラボ切手などは抽選販売になったりと大きな需要が伺えるものになります。切手ならではのデザインや限定商品は、現代になっても廃れることはなく人気のアイテムになります、
切手の買取にお悩みの際はぜひ買取おりづるにお任せください。切手なんて売れないのでは?とお考えの方が多いですが、そんなことはございません。
バラ切手や大量に余ってしまっている切手は、この機会に現金化してみましょう。
汚れ、シミ、破れなど買取に不安な場合はご相談だけでも大歓迎です。みなさんのご来店を心からお待ちしております。















