普段のコーディネートに、華を添えてくれるアクセサリー「ブローチ」。若い世代の方には少し古臭いと感じるアイテムかもしれませんが、実はブローチの再ブームが起こっており、近年では多くのブランドから様々なデザインのブローチが登場しております。今回は、そんなブローチについてご紹介をさせて頂きます。
目次
ブローチとは?
長い歴史を持った「ブローチ」

指輪やネックレスなどとは一味違ったアクセサリーである「ブローチ」。ブローチ自体がピンを衣服などに挿す形で身につけるので、お気に入りの衣服などに刺すには少し抵抗がある、方も多いかもしれません。
また、ブローチ自体”格式の高いシーン”などにつけるイメージから、中々手に取る事ができない方も多いのではないでしょうか?
そんなブローチの歴史は、古代ギリシャ、ローマ時代にも遡るのです。現在ではブローチはファッションアイテムとして身につけるものですが、ブローチが生まれたローマ時代では、違った使い方をしていたのです。
ローマ時代の衣服は主に大きな布を体に巻きつけたような衣服(トーガ)になっており、巻いただけでは布が落ちてきてしまう為、ピンで布を留めていたわけです。これが現在のブローチの起源とされています。
時代や精錬技術の向上などによってこの留め具は、金細工や宝石、カメオやインタリオが飾ってあるものに進化していきました。いつしかこの留め具は豪華なものほど格式の高い人であるという目印にもなり、目立つ宝石や金で作られた留め具は、皇帝やよほどの地位がある方でしか身に付けられませんでした。
ブローチの活用法

ブローチには他のアクセサリー同様、長い歴史のあるものですが胸元や衣服の襟に使うイメージから、普段シンプルな服装をする方は使い道がないのでは?と思うかもしれません。
ですが、ブローチは衣服に付けるだけでなく様々な活用法がありますので、ご紹介をしていきます。
まずはシンプルに、ブローチをバッグなどに付ける活用法です。トートバッグや近年流行のジュートバッグなどは、簡単にブローチを指す事ができますのでおすすめです。
バッグがシンプルなデザインのものだと、ついつい寂しくなってしまいますが、このブローチを付けることによってパッとおしゃれな雰囲気を作り出す事ができるのです。
次に、ペンダントトップとして活躍する方法です。
まずパールなどの連なっているロングネックレスを2連などに重ね合わせたりせずにそのまま身につけ、ペンダントとして使いたい部分にブローチを通します。
ループタイのようにアクセントがついたネックレスに変わりますので、ロングネックレスをつけ方に工夫を凝らしてみたい方におすすめの方法になります。
最後に、ブローチを髪飾りのように身につける方法です。
カチューシャ部分に取り付ける方法は簡単ですが、他にも髪をセットした後にブローチを身に付けたい部分を決めます。
市販のヘアゴムなどに身につける方法も簡単ですが、ハーフアップにした時にアクセントとして身に付けたい場合は、ヘアピンやUピンなどを使用しブローチを固定するように差し込むと、動きでズレることもなく身につける事ができます。
この場合、宝石などが付いている重いブローチなどは重さで落ちてしまう場合がありますので、軽いシンプルなブローチをオススメします。
さて、ここまでブローチの様々な魅力をお伝えしてきましたが、実際ブローチを選ぶのにどんなものが良いのか悩む方も多いと思います。次に鑑定士がおすすめするブローチをご紹介させていただきますので、ぜひ参考にしてみてください。
鑑定士おすすめのブランドブローチ
どんなシーンでも活躍する「タサキ」

日本の高級ジュエリーブランド「TASAKI」。真珠を中心にしたジュエリーを展開しており、近年ではダイヤモンドの質の良さからダイヤモンドジュエリーブランドとしても人気が高いブランドです。
そんなタサキでは、日本の方にあった美しくエレガントなデザインを中心に展開をしております。中でも人気の高い【バランス】は、パールを一直線に並べたミニマルモダンなデザインとしても知られております。
シンプル故に真珠やダイヤモンドの質が問われるこのデザインは、高品質の宝石を取り扱うタサキならではのデザインなのかもしれません。
さて、そんな【バランス】は、指輪やピアス、ブレスレットなどの様々なアクセサリーに展開されるデザインですが、今回おすすめのブローチにもこのバランスのデザインが展開されております。
真っ直ぐにイエローゴールドのバーの隣には高品質なあこや真珠が9珠並んでおります。シンプルなデザインですので、女性の方以外にも男性のスーツなどにも付ける事ができるかと思います。
また、スーツなどのしっかりとしたシーンは勿論のこと、普段使いにもしやすいデザインになっておりますので、どんな時も活躍をするデザインになっております。
冬のコートなどに付けることで、パッと華やかな雰囲気を出す事ができる為、おすすめのブランドになります。
格式高いシーンでつけるなら「ミキモト」

日本のジュエリーブランドの中でも長い歴史を持った「ミキモト(MIKIMOTO)」。世界で初めて真珠の養殖に成功した輝かしい功績を持った素晴らしいブランドでもあるのです。
さて、そんなミキモトでは美しい真珠と、まるで芸術品のような精巧な造形が特徴のブローチを多く販売しております。中でも人気の高いデザインが「Kofuku no ki(幸福の木)」です。
この幸福の木は、半世紀以上前に、珊瑚を模して作られたデザインでしたがいつの日か「Kofuku no ki(幸福の木)」として愛されるようになったデザインになります。
その名前の通り、大きな幹と枝分かれした枝に様々な大きさの真珠が彩りよくデザインされております。まるで、木からなる実のように枝からなる真珠は、見ているだけでも幸せな気分になってくるようです。
こちらのデザインには、様々なカラーバリエーションがあり【イエローゴールド・ホワイトゴールド・ピンクゴールド】などから選ぶ事ができます。さらに、ダイヤモンドがデザインされたものや【ルビー・サファイア・エメラルド】のカラー宝石が一緒にデザインされたものまで、デザインのバリエーションがとても多くあります。
使うシーンやコーディネートに合わせて多くの種類から選ぶ事ができますので、多くの種類から自分好みのデザインを選びたい方におすすめのブランドになります。
ホワイトゴールドのブローチなら「カルティエ」

世界 5 大ジュエラーの一つに数えられる「カルティエ (Cartier)」。フランスを代表するジュエリーブランドで、歴史と伝統を大切にし、洗練されたデザインで知られております。
そんなカルティエでは、指輪やネックレス、ブレスレットのアイテムが人気ですが海外のセレブ達が愛用しているのが、このカルティエのブローチです。
ブローチには様々な種類があり、多くの方が想像するのが表のデザインの後ろにピンがあるブローチを想像すると思います。
今回ご紹介するカルティエのブローチは【ピンブローチ】と呼ばれる、長いピンの先端に飾りやモチーフがついたブローチになります。
別名スティックピンとも呼ばれます。長いピンを服に通し、ピンの先端を外側に向けて留めるデザインになっており、シンプルで身に付けやすいといったメリットがあります。
今回ご紹介する【パンテール ドゥ カルティエ ブローチ】は、ピンの先に美しい「パンテール(豹)」がデザインされたものになります。
1914年に初めて豹をモチーフにしたジュエリーが誕生し、そこから長い歴史の中で様々なアイテムに展開されてきた「パンテール」は、カルティエの代表的なデザインとしても知られております。
瞳にはエメラルドが美しくならび、豹の特徴的な模様をオニキスで表現をしています。
またシンプルにならないように美しく輝くダイヤモンドがパヴェのように並び、体の動きによって様々な輝きを見る事ができます。
【ピンブローチ】は通常のブローチとはまた違ったシンプルなデザインが人気で、マフラーやストールなどに付けることは勿論、バッグや帽子につけても一味違った雰囲気を楽しむ事ができますので、普通のブローチに飽きてきてしまった方におすすめのデザインになります。
まとめ
今回は、近年ブームになってきている【ブローチ】についてご紹介をさせていただきました。ブローチは使い道に困るといった意見もありますが、実は簡単に身につけることのできるアクセサリーの一種になりますので、一度ファッションと組み合わせてみることで様々な発見があるでしょう。
昔に購入したブローチは、今の流行に合わないから売れないのではないか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそんなことはございません。
ブローチブームのきっかけにもなった”ヴィンテージブーム”は、新しいデザインよりも数十年前のデザインをファッションに取り入れることを目的にしておりますので、新しいものよりも昔に購入したアイテムの方が人気な事もございます。
古くなってしまったブローチや、宝石などが取れてしまったブローチもまずはお値段だけでも聞いてみませんか?
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