近年、歴史的記録とも言われている金の高騰化。金は主にアクセサリーなどの装飾品に使われる事が多いですが、実は食器に使われる事があるのをご存知でしょうか?
今回は、金の高騰化によって注目されている金の酒器・食器についてご紹介をしていきたいと思います。
目次
金で作られた酒器・食器

金製の食器の歴史
金製品の中でも驚かれることの多いアイテムが【酒器・食器】です。金製のアイテムの中でも珍しいと思う方が多いかもしれませんが、実は金の酒器や食器はメジャーなアイテムとしても知られております。
金製の食器が歴史上に初めて記録されていたのは、古代オリエントや中国で王侯貴族が使用した記録になります。純金製の食器は、古くから富と権威の象徴として珍重されてきており貴族や王室などでは頻繁に使われることの多かったアイテムです。
豪華で美しい金の色合いを楽しめるので、人気のあるアイテムではありましたがその後、金食器は一度歴史の影に隠れるようになります。金食器の代わりに使われることになったのが「銀食器」です。
金よりも入手しやすい銀は、価値的に見ると何十倍もの差があります。しかし、銀には金よりも特殊な性質を持っているのをご存知でしょうか?
中世ヨーロッパの貴族社会は、権力闘争が激しく、毒殺による暗殺事件が頻繁に発生してしまっていました。その毒が料理に入っているかを判断できるのが銀食器だったのです。
この頃の毒は主に”ヒ素”を使用する事が多い傾向にあったのですが、銀食器はこれらの毒と反応して変色するため、毒の有無を視覚的に確認するのに役立ちました。
毒殺が横行していた時代になってしまうと金食器よりも銀食器の需要が多くなりましたが、次第に不穏な時代が過ぎていくと金食器の需要は再度上昇していき、現在では一般的にも使われることの多いアイテムへとなったのです。
金製のぐい呑み

金製食器の中でも人気の高いアイテムが「金製のぐい呑み(酒器)」です。金製のぐい呑みは、その輝きと高級感で、特別な雰囲気を演出します。
見た目が良いのでお酒を嗜む方などに人気の高いアイテムになりますが、見た目が良いので人気があるというだけではありません。
金製のぐい呑みを選ぶメリットの一番が熱伝導率と言われております。金は熱伝導率が高いため、冷酒や熱燗など、お酒の温度を保つのに適しています。
また、金は抗菌作用があるので清潔に保ちやすく衛生的に使う事ができます。
さらに、金は錆びにくい特性を持っていますので、長く使うほどに味わいが増していきますので長い期間楽しむ事ができる酒器になります。
特別な日の贈り物としても人気のあるアイテムですので、現代でも多くの方に利用される事が多い製品になります。重量もしっかりしている場合が多いので、買取も高額買取になりやすい商品と言えます。
金製カトラリー
金の酒器はお酒を嗜む方から人気の高いアイテムになりますが、お酒は普段飲まない方にも金製のおすすめ食器がございます、それが”金製のカトラリー”です。
カトラリーとは、ナイフ、フォーク、スプーンなど、食事の際に使う道具の総称になります。金製のカトラリーも、ぐい呑みなどと同じく高級感があり特別な雰囲気を演出するのにぴったりです。
また、金製のカトラリーは縁起物としても知られているものになりますので、子供が生まれた時などにプレゼントされることも多いアイテムになります。
金製カトラリーの中でも、最も人気の高いアイテムが”スプーン”です。
純金製のスプーンは、金の特性上強度が弱く使いにくいのでは?と思う方が多いかもしれませんが、実はこの純金スプーンにはとっておきの使い道があります。
それが、世界三大珍味の一つ”キャビア”を食べるときに使われるということです。キャビアは繊細な味をしており、通常のステンレスや銀などのスプーンになるとその繊細な味を感じることができないということから、高級店などではこの純金のスプーンが使われる事が多いのです。
特別感を感じながらもしっかりと味の調整もしてくれる金食器は現代でも人気のアイテムです。
金製急須

金急須(きんきゅうす)とは、文字通り金で作られた急須のことです。純金やK24(24金)などの高純度の金で作られたものが多く、装飾品としての価値だけでなく、資産としての価値も高いとされています。
金製のぐい呑みやカトラリーよりも高額で販売している場合が多くアイテムにもよると思いますが安くても数千万円の価格がつけられている場合が多いので高級商品として知られている事が多いです。
この金製急須が金製品の食器や酒器の中でも特に値段が高い傾向にありますが、これにはしっかりとした理由がございます。
金急須は、その素材の希少性や加工の難しさから、高価なものとして取引されることが一般的です。得に、近年では金の価格が高騰しているので金製の急須は今まで以上に資産価値が高騰しているアイテムになります。
さらに、金製の急須は作家や芸術家が作成している場合が多いので、そういった理由から金の価値以上で取引をされることもあります。詳細の分からない金製の急須をもしお持ちの際は、買取おりづるの無料買取査定をおすすめいたします。
金製酒器・食器の買取で注意しておきたい点

破損や歪みには注意
金の酒器や食器をお持ちの方にまず注意していただきたい点がございます。それは破損や歪みなどによるアイテムの価値が下がってしまう恐れがあるということです。
金はその特性上、柔らかく純金のものであれば女性でも簡単に曲げる事ができるほど柔軟性に長けた金属になります。その為、落下の衝撃などでも金製の酒器や食器は歪んでしまう恐れがあり十分に気をつけなければいけません。
仮に、歪んでしまった酒器や食器などであっても買取ができなくなってしまうということはありませんので、まずは無料査定でお値段だけでも聞いてみるのが良いでしょう。
金だけの価値ではない、作家やブランドを確認
金製品のアイテムを買取に悩んでいるお客様の中には「金の価値にしかならないのではないか?」といった疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。
金製品のアイテムの中の中には、確かに金の価値しかないアイテムも存在しますが金の酒器や食器はブランド価値や製品価値があるものが多く金以上の価格で取引をされるものが多いです。
中でも、人気の芸術家や人間国宝などの著名人が手がけた美術品は、その希少価値や歴史背景が評価の対象になりますので、金の価値以外に付加価値がつくものが多いです。
その為、アイテム以外にも桐箱や付属品の有無によってお値段が変わる場合もございます。汚れてしまっている場合も一緒にお持ち込みでプラス査定になる事もございますので、ぜひお持ち込みいただけると幸いです。
メッキか本物の金か?

ご自宅をお片付けしていた時に、金色の製品が出てきたと驚く方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、金製品の中には100%金で作られたアイテム以外に、金メッキで作られた製品があるのを注意しなければいけません。
金メッキか本物の金かというのは色味で簡単に見分ける事ができますが、金のカラーを見慣れていない方には中々違いを確認する事が難しい場合もあるかもしれません。
そんな方におすすめの確認方法が金の刻印を確認する方法になります。
通常の金製品は商品のどこかに金の刻印が書かれている場合が多いので確認するのが良いでしょう。
【K18・18KT・K24・純金】などの場合はしっかりと金で作られているアイテムになります。持った時にずっしりとした重みがあるのでこちらも確認方法の一つです。
金製品ではないメッキ商品は「GP」や「KGP」 (例: K18GP) のように表示されます。この刻印がある場合はメッキ商品の場合が多いので金と同じ価値にはなりません。
しかし、メッキ商品の場合でも製品価値があるカトラリーやぐい呑みは高値で取引される事もございますので、買取に悩んだときはまずお持ち込みをしてみると良いでしょう。
まとめ
今回は、金価格高騰によって注目されている「酒器・食器」についてご紹介をさせて頂きました。金製品の中でも特別価値がつく場合が多いアイテムである「酒器」は、プレゼントなどにも選ばれる事が多く以外にも身近な存在である金製品です。
金の価値が高騰している今だからこそ、数年前よりも高い価値で取引をされているものになりますので、買取にお悩みのお客様はぜひ無料査定でお値段だけでも確認してみてください。
本物の金で店舗まで持ち込みするのが心配…そんなお客様には買取おりづるの出張買取もご利用いただけます。電話予約で、本日中にお伺いする事が可能ですので、金買取にお悩みの方はぜひ買取おりづるの出張買取をご利用くださいませ。みなさんのご来店を心からお待ちしております。