国内ジュエリーブランド【ミキモト】と【TASAKI】選ぶならどっち?

国内ジュエリーブランド【ミキモト】と【TASAKI】選ぶならどっち?

一生モノとして購入する結婚指輪や日常的に使うアクセサリー。私たちの周りには様々な素敵なブランドで溢れています。

海外ブランドも良いですが、やはり日本に住んでいるなら国内ブランドも良いですね。国内ジュエリーブランドといえば、【ミキモト】と【TASAKI】が有名です。しかし、どちらを選んでいいか悩む方も多いはず、今回は国内ブランドの2つを解説していきたいと思います。

国内ジュエリーブランドの歴史

世界で初めての養殖真珠【MIKIMOTO(ミキモト)】

ミキモト

​真珠は「月のしずく」「人魚の涙」とも呼ばれ、古くから世界の人々を魅了してきました。しかし、天然真珠は1000個の貝の中に、1個あるかないかの大変希少で高価なものでした。

綺麗な形、傷、色を持った真珠は市場には中々出回らず、誰もが憧れる宝石でしたが手に入れることが困難だったのです。

しかし、この真珠を誰もが使えるようにしたいと考えたのが【創業者 御木本幸吉】です。世界中の誰も実現することができなかった真珠の養殖を1893年に世界で初めて成功したのです。

MIKIMOTOは120年以上も前からある老舗のブランドであり、女性を中心に多くの顧客を抱えています。

冠婚葬祭で使う真珠のネックレスなどをはじめ、婚約指輪や結婚指輪など様々なジュエリーを揃えていますので、自分に合ったジュエリーを選ぶことができるのです。

国内トップジュエリーブランド【TASAKI(タサキ)】

タサキ

戦後間もない、1954年「田崎真珠」として創業されたのがTASAKIの始まりです。

自由貿易が盛んになり、輸出品として供給不足に陥った真珠産業を発展させるため【創業者 田﨑俊作】は神戸市で養殖真珠加工販売業を開始しました。

【創業者 田﨑俊作】はいつも5珠の真珠を肌身離さず持ち歩いていました。幼少期に、養殖場を営む父から真珠の浜揚げの手ほどきを受け、初めて自分の手で取り出したのがこの5珠のあこや真珠だったのです。

ミキモトが真珠の養殖を成功させた、数年後の1970年にTASAKI(タサキ)は、マベ真珠の養殖に成功しました。TASAKI(タサキ)製造するジュエリーは【養殖・選別・加工・販売】まで自社で一貫して行います。

最高品質のパールを使い、パール以外にも目をむけダイヤモンド事業部も立ち上げました。自社研磨を始めてからわずか6年後、世界のダイヤモンド産業の頂点に立つデビアス社からサイトホルダーの権利獲得という日本初の快挙を成し遂げたのです。

2009年には「田崎」から「TASAKI」へと社名を変更し、デザイナーとして【タクーン・パクニガル】を招くと、その斬新なデザインと美しい造形から「TASAKI」は、世界にその名を広めることとなったのです。

真珠の品質

最高品質のアコヤ貝真珠【MIKIMOTO(ミキモト)】

ミキモトの最高品質のアコヤ貝真珠

世界で初めて真珠の養殖を成功させた「MIKIMOTO(ミキモト)」は、最高品質のアコヤ貝真珠を使用し、様々なパールアクセサリーを展開しています。

ミキモトが1893年に養殖に成功したパールは全て半円真珠でしたが、1905年にはさらに真円真珠の養殖にも成功させました。

ミキモトは東京都銀座に本店を構えると多くの顧客が訪れるようになりました。銀座店を開業した5年後には、イギリス(ロンドン)へ初進出。

海外でもこの日本の養殖の真珠は大きな話題を呼び、多くの人がミキモトの店舗を訪れることになりました。

しかし、ここで問題が起きます。ロンドンとパリの宝石商から「ミキモトの真珠は模造品だ」と訴える「パリ真珠裁判事件」が起こりました。

この裁判は全世界の注目を浴び、解決するまでに3年の長い歳月がかかったのです。ミキモトブランドの養殖真珠は、天然真珠と同等の価値があると裁判所が認めると、ミキモト側の全面勝訴という判決で幕を閉じました。

この事で、さらにその名をあげる事になったミキモトは【皇室御用達ブランド】に選ばれ国内国外問わず人気のブランドになったのです。

ミキモトの真珠は、主にアコヤ真珠を中心に展開しておりますが、その他にも【黒蝶真珠・白蝶真珠・コンクパール】など、様々な真珠を使ったアクセサリーを展開しております。

最高品質を追い求める【TASAKI(タサキ)】

最高品質を追い求めるタサキ

国内ジュエリーブランドといえば、まず名が上がる【TASAKI(タサキ)】。現在では多くのジュエリーを展開するジュエリーブランドですが、タサキの始まりも”真珠”からでした。

タサキは、アコヤ真珠を中心に多種の真珠を取り扱っておりますので【色・形・大きさ】自分の好みに合わせた真珠を選ぶ事ができます。タサキが扱う真珠は浜揚げされた真珠の中でも特に品質の良い真珠だけです。

その品質も【巻き・光沢・色目・キズ(エクボ)・大きさ・バロック珠】の基準で判断されており、6つの項目の中から一つでも基準外が出てしまうと店頭に並ぶことはありません。

さらに、真珠の価値を決める最も重要な”巻き(真珠層の厚さ)”にタサキは重点をおいています。一般的な真珠は出荷する速度を上げるために、大きめの核(7.5mm前後)を使用し何層か巻きが生まれるとすぐに浜揚げされます。

しかし、一定以上の巻きがなければ美しい干渉色と光沢が出ない為、販売価格も安くなる傾向にあります。

タサキ真珠は、真珠の核は7mm以下で比較的小さめな核になっています。核が小さい分、綺麗な巻きが出るまでじっくりと待ちます。これによって市場に出ている真珠と大きさは変わりませんが、何層にも重ねられた真珠の美しさが際立ちます。

この、タサキ真珠の美しさは世界でも認められており海外でもタサキ真珠を選ぶ著名人は多くいらっしゃいます。

ダイヤモンド選ぶなら?

日本でダイヤモンドの歴史を作った【MIKIMOTO(ミキモト)】

ミキモトのダイヤモンド

ミキモトは真珠が人気ですが、実はダイヤモンドも有名なジュエリーブランドです。MIKIMOTOの創業者 御木本幸吉は、真珠の養殖に成功した数年後にダイヤモンドに目を付けました。

海外では多くのメーカーが持っていたダイヤモンド加工技術ですが、日本ではまだ完全に普及しておらずダイヤモンドの加工が大きな壁となっていたのです。

ミキモトは、このダイヤモンド技術を学ばせる為に、1911年に優秀な職人たちを集めベルギーのアントワープに派遣しました。そこで、ダイヤモンドや宝石の加工技術を学ばせ、さらに、門外不出だったダイアモンド研磨機等を持ち帰ったのです。

これによって、国内のダイヤモンド技術は格段に飛躍し、MIKIMOTOは日本におけるダイアモンドジュエリーの歴史を築き上げました。

ミキモトのダイヤモンドは「4C」と呼ばれるダイヤモンドの評価を外部の鑑別会社だけに任せることなく、MIKIMOTOの宝石鑑定者が厳しく選び抜いたダイヤモンドだけを使っています。

その為、4Cだけではなく数多くの項目をMIKIMOTOの宝石鑑定者の確かな目で確認することによって独自の美しいダイヤモンドを届ける事ができるのです。

ミキモトのダイヤモンドジュエリーは、購入後のアフターサービスも充実しております。一生もののジュエリーですが、体型の変化や経年劣化などで手直しを依頼したい時もありますよね。

ミキモトはクリーニングを無料にしており、いつでも購入した時の輝きを見る事ができます。さらに、指輪などのサイズ調整は初回無料になっていますので、購入から長い年月が経っても手軽に依頼する事ができます。

このことから、結婚指輪やエンゲージリングなど購入にミキモトを選ぶ方は多く、国内ジュエリーブランドとして幅広い層から人気があります。

国内唯一のサイトホルダー【TASAKI(タサキ)】

タサキのダイヤモンド

国内ジュエリーブランドでまず名があがることの多いTASAKI(タサキ)。世界でも人気の高いブランドであり、海外にも多くの顧客を抱えています。

TASAKI(タサキ)は、ダイヤモンド業界において高いステータスと権威を持つ企業である「サイトホルダー」の資格を日本で唯一保有しています。

この「サイトホルダー」とは、世界最大手のダイヤモンド原石供給源である「デビアスグループ」と直接取引ができる権利を持つ企業やメーカーのことです。

ダイヤモンド原石の石の選定から販売まで一貫して行うからこそ、TASAKIのダイヤモンド高品質で安定した販売価格なのです。

TASAKIのダイヤモンドをお勧めする理由は多くありますが、注目すべきことはダイヤモンドの「カット(Cut)」です。TASAKIで使われるダイヤモンドは、カットグレードの中でも最高とされる“トリプルエクセレント”を使用しています。

このカットも外部に任せることなく、TASAKIで行っていますので高い技術が表れているといえます。さらに、TASAKIのダイヤモンドの評価基準は大変厳しく、GIA(米国宝石学会)の外部機関の鑑定であっても評価は変わることがないそうです。

MIKIMOTOと同じく、全国どの店舗でもクリーニングを無料で行ってもらえますのでダイヤの輝きが曇ってきてしまった場合など気軽に依頼する事が出来ます。

アフターサービスも充実しておりますので、国内ジュエリーブランドをお探しの皆さんにお勧めのブランドです。

まとめ

今回は国内ジュエリーブランドの中から【MIKIMOTO(ミキモト)】と【TASAKI(タサキ)】をご紹介させて頂きました。

一生モノでもあるジュエリーを選ぶ上で悩むことはあると思いますが、真珠やダイヤモンドが美しいミキモトやタサキは選んで損はないブランドです。

デイリーに使えるジュエリーやプレゼントにできる小物なども展開しておりますので、選ぶ時の参考にしてみてください。

さて、そんな「MIKIMOTO」と「TASAKI」の商品を買取おりづるでは高価買取中です。使わなくなってしまったジュエリーや買い替えでお悩みの際は、ぜひ一度当店で無料査定をご利用ください。

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