宝石の中でも一際、美しい輝きを持っている「ダイヤモンド」。ネックレスや指輪など、様々なアクセサリーに使われることの多いダイヤモンドですが、せっかくのダイヤモンドアクセサリーはこだわって購入したい!という方も多いはずです。
今回は、そんなダイヤモンドが美しいブランドジュエリーについてご紹介をしていきたいと思います。
目次
ダイヤモンドの最高峰「世界三大カッターズブランド」
ラザールダイヤモンド

ダイヤモンドの美しさは4Cで決まると言われており、中でも最重要とされているのが輝きを表す「Cut(カット)」の部分です。4Cの中で唯一、人の手で加えられる要素がカットであり、ダイヤモンドの輝きはカットの技術によって決まると言っても過言ではありません。
鑑定機関では、ラウンドブリリアントのカットの品質を、エクセレント、ベリーグッド、グッド、フェアー、プアーの5段階で評価します。
さて、ダイヤモンドの中でも最重要であり最難関でもあるカットの技術ですが、ある一人の男性は「カッティングの魔術師」と呼ばれていました。それがジュエリーブランドである「ラザールダイヤモンド」の創設者”ラザール・キャプラン”です。
若い頃からダイヤモンドのカット技術を磨き、その優れた腕を認められて若干20歳で独立、「天才カッター」として名を馳せるようになりました。
1919年には、彼の従兄弟であり数学者でもあるマルセル・トルコフスキーが考案した数学的理論に基づき、ダイヤモンドが七色に輝く「アイディアルメイク」を、その高度なカット技術によって実践すると大きな話題を呼びました。
1936年には、著名な宝石商ハリー・ウィンストンからの依頼で巨大原石・ヨンカーダイヤモンドの困難なカットを見事に成功させ、その名声は世界に広まる事となったのです。
その技術は現代にも受け継がれ、ブライダルリングの他にも、日常使いのアクセサリーまで幅広いアイテム展開とそのダイヤモンドの美しさに多くの人を魅了し続けています。
七色の輝くダイヤモンドはラザールダイヤモンドと言われる程、美しいダイヤモンドをぜひ一度はご覧になってみてください。
ロイヤル・アッシャー

1854年にオランダのアムステルダムに創業し、現在に至るまでダイヤモンドのカットに誠心誠意を捧げているブランドが「ロイヤル・アッシャー」になります。
世界各国の王室御用達で、ダイヤモンド業界において「ロイヤル」の称号を授けられるという栄誉を賜ったのが、まさに「ロイヤル・アッシャー」なのです。
世界最大級であった3,106カラットのダイヤモンド原石「カリナン」が発見されると、イギリス王室は直々にロイヤル・アッシャーにカッティングを依頼しました。
ロイヤル・アッシャーは、まず原石の分析に2年を使い、カッティングにはさらに1年半の年月をかけて見事に成功させました。
ちなみに「カリナン」は24億ドル以上の価値があるとされており日本円に換算すると3500億円になります。責任重大な案件であった事が分かります。
ダイヤモンドのカット技術は他のブランドに負けることのない美しい技術を引き継いでおり、ロイヤル・アッシャー社のオリジナルカット「ロイヤル・アッシャー・カット」は特許を取得しているため、他社には真似できない特別なカットである事が分かります。
さて、そんな「ロイヤル・アッシャー・カット」はファセット面が、クラウン側に25面、パビリオン側に41面、ガードル側に8面の合計74面のカッティングになっております。通常の「アッシャー・カット」と呼ばれるカットは58面になっておりますので、面の多さがしっかりとみて分かります。
カットした部分が多いとダイヤモンドに入った光の反射が多くなりますので、キラキラと美しく輝くダイヤモンドになるということになります。
その為「ロイヤル・アッシャー・カット」は、ダイヤモンドにおいて理想的ともいえる形とも言われ、美しいダイヤモンドジュエリーといえばロイヤル・アッシャーと言われる程人気の高いダイヤモンドジュエリーになります。
モニッケンダム

イギリスが誇る老舗のダイヤモンドカッターズブランド「モニッケンダム」。イギリス王室が所有するダイヤモンドを修復する際のアドバイザーも務め、1966年には、エリザベス女王よりクイーンズアワード英国産業賞を受賞しております。
そんなモニッケンダムではダイヤモンドの美しい輝きへの探究心が強く、そこから誕生した「サークル・オブ・ラスター」というカット技術が有名です。
「光の輪」という意味が込められたサークル・オブ・ラスターは、ダイヤモンドを上から見ると、サークル上に磨き上げられたガードルが美しい光の輪のように感じられます。
現在では多くのブランドがこの技術を使い美しいダイヤモンドを発表しておりますが、この技術の元祖と言えるのがモニッケンダムになります。
また、大きなダイヤモンドに美しいカッティングを施すよりも小さなダイヤモンドに美しいカッティングを施す方が難しいと言われているカッティング技術になりますが、モニッケンダムでは、0.00164カラットの小さなダイヤモンド原石に58面体のフルカットを施す技術にも成功しております。
その為、小さなダイヤモンド(メレダイヤ)と呼ばれる小さなダイヤモンドも、大きなダイヤモンドに負けることのない美しいカッティングがされておりデザイン全体が調和し美しく輝くジュエリーへと変わっていくのです。
ファンシーカットと言われる、通常のダイヤモンドのカット(ラウンドブリリアントカット)以外の【エメラルドカット、ハートシェイプカット、ペアシェイプカット】のカッティング技術も卓越しており、普段使いのジュエリーにも選んでいただきたいブランドになります。
ダイヤモンドジュエリーといえば「世界五大ジュエラー」
ハリーウィンストン(Harry Winston)

ダイヤモンドジュエリーといえば、最も名前が上がるほど高い知名度を持ったブランドが「ハリーウィンストン」です。
アメリカの高級ジュエリーブランドであり、“キング・オブ・ダイヤモンド”と称されるほど、ダイヤモンドの品質に定評があります。
ダイヤモンドの4C(カラット、カット、カラー、クラリティ)の全てにおいて、最高ランクのダイヤモンドのみを使用し、ダイヤモンドを最大限に活かすため、大胆なカットやデザインを幅広く展開している、まさに王道ブランドといえます。
あらゆる角度から光を取り込むことで、至高の輝きを放つブランドを象徴するコレクション「ウィンストン・クラスター」は、日常使いのネックレスはもちろんのこと、指輪やピアスなど様々なアイテムに展開をされております。
日本でも、ブライダルリングブランドのアンケートでは常に上位をキープし、多くの女性の憧れのブランドといえます。
美しいダイヤモンドにこだわりたい、そんなお客様におすすめのブランドです。
ブルガリ(BVLGARI)

世界五大ジュエラーの中でみなさんが一番ピンとこないかもしれないのが「ブルガリ」です。
日本では「B.zero1(ビー・ゼロワン)」が流行し、そのイメージが強いかもしれませんが、ルビーやサファイアなど、さまざまな宝石を用いた大胆でスタイリッシュなデザインが人気の一流ジュエラーの一つになります。
そんなブルガリでは、高品質のダイヤモンドのみを取り扱っています。
ダイヤモンドの透明度を表す基準「クラリティ」では、IFからVSという最高品質基準に属するもののみを選定し使用しております。
この”IFからVS”というのは肉眼では含有物は一切確認できないものであり、ブルガリの厳格な基準に基づきダイヤモンドを一つ一つ慎重に鑑定してアイテム展開をしております。
これによってブルガリのダイヤモンドは他のブランドに負けることのない美しい輝きを持っており、「世界五大ジュエラー」の一つとして数えられているのです。
カルティエ(Cartier)

フランス発祥の高級ジュエリーブランド「カルティエ」。
真っ赤なブランドカラーが目を引く、日本でも知名度の高いブランドになります。
王族や富豪に愛され、「王の宝石商、宝石商の王」と称されるほど、格式高いブランドとして知られており「パンテール」、「トリニティ」、「ラブブレスレット」など、時代を超えて愛されるアイコニックなデザインが特徴です。
そんなカルティエは、ダイヤモンドが美しいブランドとしても高い知名度を持っており、最高品質のダイヤモンドを厳選し使用されたアクセサリーは、まさにトップジュエラーのアイテムになります。
カルティエでは、自社で厳しい基準を設け4C(カラット、カラー、カット、クラリティ)に加えカルティエだけの独自の基準で選ばれたダイヤモンドしか使用しません。
それ故に、カルティエのダイヤモンドは最高の輝きを放つとされています。
ティファニー(Tiffany & Co.)

1837年にアメリカで創業された高級ジュエリーブランド「ティファニー」。ティファニーブルーのボックスと白いリボンが愛らしく女性の憧れのブランドとしても知られております。
そんなティファニーのアイテムはシルバー製品や「オープンハート」などの可愛らしいアイテムの知名度が高いですが、ダイヤモンドの品質は一流ブランドの風格を感じる事ができます。
ティファニーのダイヤモンド鑑定者は「ティファニーでは、ダイヤモンドの美しさを損なってしまうものは一切受け入れません。」と言うほど厳しい基準でダイヤモンドを選定しアイテムへと展開しておりますので、高品質のダイヤモンドのみを取り扱っております。
また、ダイヤモンドの品質はもちろんのこと、ティファニー社が1886年に発表した、婚約指輪のデザインの一つ「ティファニーセッティング」は、6本の爪でダイヤモンドを高く持ち上げて固定するセッティングで、これによりダイヤモンドがより多くの光を取り込み、輝きを最大限に引き出すことができます。
ダイヤモンドの品質以外にもしっかりとこだわりたい方におすすめのデザインになりますので、ぜひご覧になってみてください。
ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)

可愛らしい花や動物、自然などをモチーフにしたジュエリーを多く展開し、人気を博しているブランド「ヴァン クリーフ&アーペル」。通称「ヴァンクリ」と言う名称で聞いた事があると言う方も多いのではないでしょうか?
特に「アルハンブラ」と呼ばれる四葉のクローバーのようなデザインのアイテムは、ブランドの象徴でもあり女性を中心に人気を集めています。
さて、そんなヴァンクリのダイヤモンドには宝石のセッティングからカットジュエリーの製造全てを手作業で行っており丁寧で誠実な作業は他のブランドに負けることはございません。
ジュエリーに使われるダイヤモンドは全てGIA(米国宝石協会)が鑑定した最高品質のダイヤを使用しておりダイヤモンドの美しさは群を抜いております。
普段使いしやすいものから、華やかなシーンまで万能に使えるアイテムが多いので品質が良く一生使える事ができるジュエリーをお探しの方におすすめのブランドになります。
まとめ
今回はダイヤモンドが美しいジュエリーブランドについてご紹介をさせていただきました。宝石の中でも特に人気の高いダイヤモンドは、やはりこだわりを持ちたい方が多いかと思います。
多くのブランドでダイヤモンドのアイテムは展開されておりますが、中でも「世界五大ジュエラー」のダイヤモンドは美しく高品質なダイヤモンドが特徴で人気が高い傾向にあります。ブライダルジュエリーはもちろん普段使いのしやすいアイテムも多く展開しておりますので、自身の好みのアイテムが見つかるといいですね。
さて、買取おりづるでは只今ダイヤモンドの高価買取を行っております。ダイヤモンドの鑑定は熟練の鑑定士が丁寧に鑑定しますので、他社に負けない価格をご案内できます。鑑定書をなくしてしまった場合も問題ありません。買取おりづるでは全店にダイヤモンドの熟練鑑定士が在籍しておりますので、ダイヤモンドの品質などをしっかりと鑑定いたします。
古い指輪だし、売れないかもしれない…と思う方も多いかもしれません。ダイヤモンドは宝石の中でも人気の高い宝石になりますので高品質のダイヤは価値が変わる事がございません。
さらに近年ダイヤモンドの価値が高騰しておりますので、高価買取のチャンスでもあるのです。買取にお悩みの際は、ぜひ買取おりづるにご相談ください。みなさんのご来店を心からお待ちしております。