2色のカラーが美しいバイカラーストーンの魅力

2025年10月29日 2025年10月29日
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2色のカラーが美しいバイカラーストーンの魅力

カラー宝石は様々な色があり、カラーの濃淡にもよって魅力が変わるアイテムになります。そんな宝石ですが、一部の宝石にカラーが2つ現れる【バイカラーストーン】というものがあるのをご存知でしょうか?

色が2色?と不思議に思う方も多いかもしれませんが、その美しさは同じ宝石でも随一です。今回は、買取おりづるの宝石鑑定士がバイカラーストーンの魅力についてご紹介をしていきたいと思います。

バイカラーストーンとは?

バイカラーストーンの魅力

バイカラーストーンは、一つの宝石に2つの色が現れている天然石のことです。

色の濃さや、グラデーションの様子は宝石によって全く違いこの世にひとつとして同じものがない、その特別感と華やかさで宝石コレクターからの人気も高い宝石になります。

ブルートピンク、紫と黄色、赤と緑など何通りものカラーの組み合わせをみる事ができ、色の濃さや色の混ざり方によっても雰囲気がガラリと変わります。

バイカラー宝石は希少な宝石である為、その結晶形を最大限に生かし、出来る限りロスの少ないように研磨された「バゲットカット(長方形)」「オーバルカット(楕円)」「スクエアカット(正方形)」などのカットが施される事が多いです。その為、カラット(Ct:重量)が大きな宝石になる場合が多いです。

バイカラー宝石は指輪やネックレスなどにピッタリな宝石になります。

ネックレス、リング、ピアスなど、身に着けるアクセサリーによって、バイカラーの見え方が異なります。

おすすめはブレスレットやピアスです。ブレスレットは手の動きによって宝石に多く光が入るようになるので、色の濃淡が美しく輝きます。

またピアスであれば、顔周りを華やかに彩ってくれますので、普段使いやパーティーなどにもピッタリなデザインです。

一つ持っているとまた違ったバイカラーの宝石が欲しくなり、その魅力に虜になる事でしょう。

バイカラーが生まれる理由

さまざまな色の鉱石

バイカラーストーンを見たことがある方は、一度は思ったことがあるであろう「どうやったらこんな綺麗なグラデーションが生まれるのか?」。

バイカラーストーンが生まれるのは、宝石が形成される過程で、含まれる化学成分が変化したり、地熱やガスなどの環境が変動したりするためです。

その為、部分的に異なる色が結晶化し1つの石の中に2つの色を持つ珍しい宝石が出来上がるのです。

自然の偶然の産物である為、他の宝石よりも非常に高値で取引されることが多く個性的な色合いが魅力でもあるのです。

アメジスト(紫)とシトリン(黄)が混ざり合ったバイカラー宝石”アメトリン”は、、水晶の結晶が形成される過程で、ケイ素を置換する微量の鉄イオンの量と、地熱や放射線の影響が変わったことで生まれるバイカラー宝石です。

バイカラートルマリンは、複雑な組織を持つトルマリンの成長過程で微量成分(鉄、マンガンなど)が含まれ、その濃度が変化することによって生まれるバイカラー宝石になります。

バイカラーストーンの魅力は尽きることがなく、様々な色合いが魅力的な宝石になりますが、注意したいのが【合成石(シンセティック)】【模造石(イミテーション)】と【人口処理】が行われたバイカラーストーンをしっかりと理解しておかなくてはならないということです。

バイカラー宝石は偶然の産物と言われており、年間の採掘量は予想ができないと言われている宝石になります。

そこで生まれたのが、【合成石(シンセティック)】と【模造石(イミテーション)】と【人口処理】ですが本物のバイカラーストーンに比べると非常に安価な価格で売買されていることが多いです。

合成石(シンセティック)

合成石(シンセティック)は、本物の宝石と化学組織や結晶構造が全く同じ人口石になります。模造品のイミテーションとは違く、あくまで人口的に作られた宝石になります。しかし、本物のバイカラーストーンよりは価値が下がってしまいますので注意しましょう。

模造石(イミテーション)

模造石(イミテーション)は、プラスチックやガラスなどの安価な素材に色を付けて綺麗なグラデーションに見せたものになります。

こちらは模造石になりますので、残念ながら価値はそれほどございません。綺麗な見た目で非常に安価な価格で取引をされていた場合注意しましょう。

人口処理

人口処理は、安価な宝石の表面を染めたり(着色)特殊なコーティングを施すことによって、価値の高い宝石のように見せる処理です。

見た目は綺麗になりますが、人口処理をされた宝石は価値が下がる傾向にあるため、不自然に綺麗なバイカラーストーンが安価な価格で取引をされていた場合は注意をしましょう。

バイカラーストーンの代表的な種類

トルマリン

バイカラートルマリン

10月生まれの誕生石としても知られている「トルマリン」。

非常に豊富なカラーバリエーションを持つ宝石としても有名で「トルマリンにないカラーは存在しない」と言われているほど多彩な宝石です。

赤、ピンク、緑、青、黄色、黒、無色などのカラーがある為、自分好みのカラーを見つける事ができます。

そんなトルマリンは、バイカラーの宝石の中でも最も有名な宝石になります。

上記でもご説明しましたが、トルマリンの成長過程で【鉄、マンガン、チタニウム、クロム、バナジウム、銅】が含まれることによって様々な色合いが生まれます。

バイカラートルマリンの中でも特に人気なのが「ピンク&グリーン」のカラーになります。まるで桜もちのような可愛らしい色が魅力的です。

また、中心部から赤+白+緑の3色のカラーが出ているバイカラートルマリンも発見され、カットを施した時にまるでスイカのようなカラーが可愛らしいということで、宝石コレクターからは”ウォーターメロントルマリン”と呼ばれることもございます。

トルマリンの結晶は長いものが多いので、長方形などの細長いカットを施されるものが多く、バイカラーを生かしたジュエリーを多く展開しております。

バイカラーストーンの中でも比較的購入しやすいものになりますので、ぜひこの機にご覧になってみてください。

アメジスト

バイカラーアメジスト

2月の誕生石でもあるアメジスト。紫のカラーが美しい宝石であり日本では紫水晶とも言われております。

そんなアメジストにも2つのカラーが美しいバイカラー宝石がございます。

バイカラーの宝石は基本的に同じ宝石の色の変化によって2つのカラーが美しく出るものになりますが、アメジストのバイカラーは、アメシストとシトリンふたつの鉱物が混ざり合った「アメトリン」という宝石になります。

元々、シトリンはアメジストがマグマなどの天然熱により色彩変化したものとされ、この変化の過程に置いてなんらかの理由により熱が加わらなくなると、半分シトリン・半分アメジストの2つのカラーを持ったアメトリンが生まれるわけです。

現在、天然のアメトリンはボリビア(南米大陸中央部に位置する内陸国)でしか採掘されない為、非常に希少性の高い宝石になります。

しかし、天然のアメジストに加熱処理を行うとアメトリンができることから、市場に出回っているアメトリンの多くは人工的にできた宝石になるものなので比較的安価で取引をされるものになります。

サファイア

バイカラーサファイア

世界3大色石の一つであるサファイア。深いブルー以外にも様々なカラーバリエーションがある宝石として知られており、カラー宝石の中でも非常に人気の高い宝石になります。

そんなカラーサファイアですが、多くのバイカラーがあることでも有名で”青色+黄色””青色+緑色””濃い青色+淡い青色”などの様々な種類のバイカラーを楽しむ事ができます。

色の組み合わせやバランスなどによって全く異なる雰囲気を感じる事ができるのが魅力の一つであり、宝石愛好家からも人気が高いです。

サファイアの主要な産地から採掘されることの多いバイカラーサファイアですが、その生成プロセスについては全く分かっておらず、現在でも未知な宝石としても有名になります。

ぜひ、この機にサファイアのもう一つの顔でもあるバイカラーをご覧になってみてください。

タンザナイト

バイカラータンザナイト

12月の誕生石としても知られているタンザナイト。1967年に東アフリカ・タンザニアのメレラニ鉱床で発見された、鉱物種ゾイサイトの変種「タンザナイト」。

青色からすみれ色~紫色の美しいカラーが人気の新種の宝石になります。

正式名称はブルーゾイサイトですが、響きが良くないということで1968年にティファニー社の社長であった【ヘンリー・B・プラット氏】が発見地「タンザニア」と「ナイト(夜)」を組み合わせて「タンザナイト」と名付けました。

タンザナイトは光源や見る角度によって、青色から紫色のグラデーションに変化する独特な色合いが魅力ですが、稀に1つの石に2色がはっきりと見えるものも存在します。

バイカラータンザナイトは、ブルー、パープル、グリーンなどが混ざり合った繊細な色合いを楽しめるのが魅力です。

バナジウムが含まれると青、クロムが含まれると紫、とカラーが変わります。

タンザナイト自体が最初に発見されたタンザニアの鉱山でしか採掘されない宝石になるので、品質によってはダイヤモンド以上の価値が生まれることもございます。

その為、採掘量が非常に少ないバイカラータンザナイトも希少とされ、市場では驚くような価格で取引をされている事もございます。

バイカラーの中でも、最も美しいという声も多くありますので、バイカラーの魅力をもっと知りたいという方におすすめの宝石になっております。

まとめ

今回は、2つのカラーが美しいバイカラーストーンについてご紹介をさせていただきました。宝石の中でも自然の神秘が生み出したとされているバイカラー宝石は、宝石愛好家やコレクターの中でも非常に人気の高い宝石であり、宝石の種類によっては驚くような価格で取引をされる事がございます。

この世に一つたりとも同じ宝石は無いとされているバイカラーストーンの魅力は尽きる事はなく、知れば知るほどその魅力に取り憑かれていくことでしょう。

買取おりづるでは、そんなバイカラーストーンを高価買取中。使わないアクセサリーやジュエリーなどはございませんか?宝石の中には、天然や人工かでお値段が驚くほど変わります。

宝石の知識を熟知している買取おりづるでは、他社に負けない買取価格をご案内致します。

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