近年、話題となっている「アニバーサリーストーン」をご存知でしょうか?人生の節目となる特別な記念日にパートナー同士で送り合う「アニバーサリーストーン」は、特別で素敵な思い出になること間違いなしです。
しかし、「どんな時に送ればいいの?」「贈る宝石に決まりはあるの?」と悩む方も多いかもしれません。今回は「アニバーサリーストーン」について詳しくお話をしていきたいと思います。
目次
アニバーサリーストーンとは?
特別な節目に送る宝石「アニバーサリーストーン」

まずアニバーサリーストーンとは、結婚記念日に贈られる宝石を指します。
しかし、結婚記念日の度に贈られるものではなく、【1年目、15年目、20年目、60年目】(本来はもっと多くあります。)などの節目に贈られるものになります。
このアニバーサリーストーンは、毎年同じ宝石をプレゼントするわけではなく節目ごとに宝石の種類が変わります。
お互い同じアクセサリーで同じ宝石をプレゼントする場合やサプライズで送り合うのも流行していて、中世のヨーロッパやイギリスなどで伝統的に行われていた習慣が日本にも伝わったとされています。その為、国や地域によってもプレゼントをする宝石は変わっておりますので、自分たちにあった宝石を選ぶと良いかもしれません。
アニバーサリーストーンという話題が広まり近年、パートナー同士で宝石を送り合う風習が有名になってきましたが、ストーン以外にも【25周年でシルバー、50周年でゴールド】と言った貴金属をプレゼントする場合もあります。
アクセサリーの種類は決まっている?

アニバーサリーストーンの宝石は節目で決まっています。しかし、アクセサリーの種類に決まりはありませんので、自分の好きなアクセサリーで宝石を合わせるのも良いかもしれません。
例えば、仕事の都合上華美なアクセサリーの使用が禁止されているビジネスシーンでは、ワンポイントのピアスやイヤリングなどがおすすめです。
また、普段使いにもしやすいネックレスはカラー宝石が生える傾向にありますので、アニバーサリーストーンにピッタリなアクセサリーと言えるでしょう。
他にもパートナー同士で指輪でアニバーサリーストーン遠身につけることもお勧めです。指輪はつける位置にも意味があり、有名なのが左手薬指ですね。
左手の薬指には”愛の象徴・愛や絆を深める”と言った意味を持っていますので、結婚指輪や婚約指輪はこの位置につけることが良いとされています。
さらに、右手にはこのような自分自身に関わる意味を持っています。
- 中指【行動力のアップ・意志が強くなる】
- 薬指【心を落ち着かせる・感性を高める】
- 小指【自分のお守り・魅力をあげる】
パートナーと話し合ってつける位置などを考えプレゼントするのが良いのかもしれません。
アニバーサリーストーンの種類
初めての記念日には「ピンクトルマリン」

さて、アニバーサリーストーンについては知っていただけたかと思いますが、では実際に贈る宝石についてご紹介をしていきたいと思います。
まず、結婚してからの初めての記念日に贈られるアニバーサリーストーンは「ピンクトルマリン」です。カラーストーンの中でも、最も存在するカラーが多いとされているのが”トルマリン”です。
ピンクのトルマリンは「愛の石」とも呼ばれることがあり、その美しいピンクは「夫婦の愛を深める」と言った意味を持ちます。
濃いピンクから桜のような薄いピンクまで、様々な色合いがありますので選ぶのにも楽しみになるでしょう。
男性にプレゼントする場合、ピンクの宝石はやや難易度が高いと思うかもしれませんが、アクセサリーよりも普段使いのしやすいネクタイピンにすると付けやすいと思います。
5年目記念には「サファイア」
5年目の結婚記念日には「サファイア」をプレゼントしましょう。三大宝石の1つである「サファイア」は、その美しい澄んだ青が他の宝石にはない魅力があります。
サファイアには、「誠実」「慈愛」「徳望」といった意味合いがあり、新しい生活に慣れ始めた頃にぴったりな宝石でもあります。
サファイアは、宝石の中でも硬度の高い宝石であるため、様々なアクセサリーに活用される宝石です。サファイアは、人気の宝石ゆえに品質の良いものを選ぶと驚くような価格になる場合があります。しかし、せっかくの記念日でもありますので、様々な品質を見比べてみると良いかもしれません。
10年目記念には「ダイヤモンド」

10年目の記念日のアニバーサリーストーンは「ダイヤモンド」です。
結婚指輪や婚約指輪でも人気の高いダイヤモンドですが、10年目のアニバーサリーストーンとしても有名な宝石になります。
ダイヤモンドには、「永遠の絆」や「変わらぬ愛」の意味を持っている宝石になりますので10年という決して短くはない年月を過ごしたパートナーに贈る宝石にピッタリです。
また、日本でも結婚10周年(錫婚式)にはダイヤモンドを贈る風習が1990年代から流行し、”記念の10年”から10粒のダイヤモンドや1.0カラットのダイヤモンドを贈る事もあったそうです。
ダイヤモンドのアクセサリーは、日本でも多く流通しているものになりますので、お気に入りのデザインを選ぶと良いかもしれません。
長い時間を過ごした記念のアニバーサリーストーン
45年記念は「アレキサンドライト」

アニバーサリーストーンは簡単にいうと5年ごとに様々な宝石をプレゼントする傾向にありますが、10年から少し飛ばして45年の記念に贈る宝石をご紹介します。
結婚から45年に贈るアニバーサリーストーンは「アレキサンドライト」です。
宝石好きの方には広く知られている宝石になりますが、世界三大希少宝石の1つとして数えられているアレキサンドライトは、他の宝石にはない美しい特徴があります。
アレキサンドライトは、宝石の中でも珍しい色彩変化を持った宝石です。
日光下では青緑色、電灯下では赤色に見える不思議なカラー変化を楽しめることから、宝石収集家にとっては、一度は手にしたい人気の高い宝石です。
そんな”アレキサンドライト”には【安らぎ・高貴】などの意味を持ち、二面性のある特徴から「情熱と安らぎの両方を持ち合わせる」と言った意味を持つ宝石でも知られています。
希少な宝石ゆえにカラーチェンジがはっきりと分かる品質のアレキサンドライトは、カラット(宝石の重量)が少ない場合でも、数十万円〜数百万円の価値のあるものが多く驚くかもしれません。
しかし、そのカラーチェンジの美しさをみると、今までの宝石にはない美しさを感じられますので、ぜひ一度直接アレキサンドライトを見てみるのも良いかもしれません。
55年記念には「エメラルド」

さて、結婚から55年の長い月日を一緒に過ごしたパートナーに贈る相応しい宝石が「エメラルド」です。55年の月日はとても長く20代前半でご結婚したとすると70〜80代でこの55年記念を迎える事となるでしょう。
「エメラルド」は「幸運・幸福」「夫婦愛」など、愛や幸福にまつわる意味が込められています。遥か昔には「エメラルドが割れると自身に降りかかる災難を肩代わりしてくれた」とお守りとしての意味合いもあったそうです。
エジプトでは、世界三大美女でも有名な「クレオパトラ」がこのエメラルドを非常によく好み、エメラルドを多く身につけていたなどの逸話を持っているほど、長い歴史の中で愛され続けていた宝石です。
エメラルドの美しさは、他の緑の宝石にはない引き込まれるような魅力を持っています。
他の宝石ではデメリットでしかない内方物(インクルージョン)も、エメラルドにとっては「庭園・深い森の湖面」などに喩えられ欠点に思われない場合もあります。
逆にインクルージョンの美しさで、エメラルドの価値が上がる事もあるそうです。
しかし、エメラルドの特徴として【割れやすい・傷つきやすい・水分に弱い】といった取り扱うにはやや難しい傾向にありますので、慎重に取り扱いをしましょう。
まとめ
今回は、近年話題のアニバーサリーストーンについてご紹介をさせて頂きました。パートナーに日頃の感謝を込めて、記念日に宝石をプレゼントするのも良いかもしれませんが、ぜひこのアニバーサリーストーンのことを思い出していただき参考にしていただけたら幸いです。
今回ご紹介した以外にもアニバーサリーストーンは様々あります。国や地域によってもアニバーサリーストーンには違いがありますので、今回の紹介した宝石は一例として参考にしてみてください。
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