宝石の中でもトップクラスの需要と人気を誇る”ダイヤモンド”。美しく強い輝きが特徴のダイヤモンドは、指輪にネックレスなどの様々なアクセサリーに使われる事の多い宝石になります。
そんなダイヤモンドは高品質であればあるほどその価値は上昇し、カラット(重量)の大きさによっても価値は変わっていきます。良いものになると数百万円は当たり前になるダイヤモンドですが、近年その価値に大きな変化が起きています。
今回はそんなダイヤモンドの価値や需要について詳しくご説明をしていきたいと思います。
目次
ダイヤモンドの需要の変化
ダイヤモンドとは?

宝石をあまりよく知らないという方でも「ダイヤモンド」は知っているという方が多いと思います。
ダイヤモンドは約3000年前のインドで初めて発見され、川の中から見つかった原石が利用され始めました。
その頃にはまだダイヤモンドを美しく輝かせる研磨技術はなかったので、原石を直接お守りにしたりと活用されていました。
宝石の中でも非常に高い硬度を持ったダイヤモンドは、他の宝石のように研磨ができなかった為、研磨技術が発明されるまでは処分してしまう事もあったそうです。
研磨方法が長い事不明だったダイヤモンドですが、1475年頃にベルギーの”ルドウィグ・ヴァン・ベルケム”がダイヤモンドをダイヤモンドで研磨する方法を発明し、ダイヤモンドの美しさが世に知れ渡るようになります。
現代でも、ダイヤモンドの研磨にはダイヤモンドの粉末を付着された特殊な研磨盤(スカイフ)で削る方法が使われており、最も強い輝きを出す”ラウンドブリリアントカット”が採用される事が多いです。
美しい輝きと、精密に計算されたカットによって「宝石の王様」とまで言われるようになったダイヤモンドですが、その価値は、ダイヤモンドだけの評価基準”4C”によってさらに細かく分けられます。
”4C”を聞いたことはあるけど、詳しくは知らないという方も多いかと思います。次は4Cについて詳しくご説明をします。
ダイヤモンドの価値が決まる「4C」

ダイヤモンドの売買時に聞く事がある「4C」。
1931年に設立された世界で最も権威のある宝石鑑定機関”GIA(米国宝石学会)”が定めた評価基準になります。
評価基準の4つの頭文字をとって4Cと呼ばれており、他の宝石には採用されないダイヤモンドのだけの評価基準です。ダイヤモンドの評価は以下の4点です。
Carat(カラット)
大きさと勘違いされてしまう事がございますが、正式には重さです。1ct = 0.2gで決められており、ダイヤモンド以外の宝石にも使われる単位になります。
Color(カラー)
色の無色透明度を表します、ダイヤモンドは基本的に無色であるほど評価が高くなり、D(無色)からZ(黄色味)で評価されます。例外としてピンクやブルーなどのファンシーカラーダイヤモンドがあり、こうした色はカラーグレードの色の対称外となります。
Clarity(クラリティ)
ダイヤモンドの透明度を表す基準になります。ダイヤモンドは天然の鉱物である為、空気中の埃や不純物などが内包してしまう場合がございます。この為、内方物がない程ダイヤモンドの評価は高くなります。
11段階で評価されており、最も基準の高いFLからI1などで評価されます。基本的にアクセサリーなどに使われる事が多いのは VSクラス(VS1・VS2)と言われております。
Cut(カット)
4Cの中で唯一人によって評価されるのがCut(カット)になります。ダイヤモンドの輝きを決める重要な項目であり、職人の研磨技術や形のバランスを評価します。
実は「Excellent」などのカットグレード(総合評価)が記載されるのは、原則として「ラウンドブリリアントカット」のみとされており、エメラルドカットやオーバルカットなどのファンシーカットには統一されたカットグレードが存在しませんでした。
しかし、2026年中にこの新しい評価パラメーターの導入が開始される予定であり、今後ファンシーカットでも「Excellent」などの総合評価が順次見られるようになると言われております。
ダイヤモンドの4Cは鑑定書などに記載される評価基準になります。
この4Cによってもダイヤモンドの価値は全く違うものになり、非常に重要な項目です。
ダイヤモンドの価値が暴落?その理由とは?
ダイヤモンド=高価なものという認識が広まっていると思いますがこのダイヤモンドの価格が暴落しているという事を聞いた事があるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ダイヤモンドの価値が暴落している理由として3つの問題があげられます。
1.人工ダイヤモンドの普及(ラボグロウンダイヤモンド)

ダイヤモンドの価値が暴落している原因の中で最も価格変動に大きく影響しているのが人口ダイヤモンドの普及です。
ダイヤモンドの偽物?と思った方も多いかと思いますが、高度なテクノロジーを用いてラボ(研究所)で育成された本物のダイヤモンドになります。
近年では、研究所(ラボ)で育成(グロウン)されたダイヤモンドという意味で『ラボグロウンダイヤモンド』と呼ばれます。
ラボグロウンダイヤモンドは天然ダイヤモンドと同じ成分で出来ていますが、天然ダイヤモンドに含まれる事がある不純物などが全く含まれる事がなく、非常に透明度が高いのが特徴になります。
専門機関などで精密な検査を行えば判断が可能ですが、目視での区別は非常に難しく判断は不可能と言われております。
安価かつ大量に生産できるようになったラボグロウンダイヤモンドは、特に婚約指輪などの市場で天然ダイヤモンドの代替品となり、ダイヤモンドの紛争や環境負荷などの問題の観点からも人口ダイヤモンドの需要が大きく跳ね上がるようになったのです。
2.ダイヤ業界の在庫調整による相場下落

次にダイヤモンドの下落に関わってきているのが、世界最大級のダイヤモンド関連企業「デビアス社」です。
かつては世界のダイヤモンド供給の約8割を独占し、「ダイヤモンドは永遠の輝き」という有名なキャッチコピーでダイヤモンドでダイヤモンドの供給に力を入れてきた企業になりますが、戦略的に価格の調整をおこなっている事が、ダイヤモンドの市場価格に影響を与えています。
「デビアス社」は、人口ダイヤの普及や、需要の低迷に対応する為にダイヤ原石の販売価格を意図的に下げる動きを見せています。(10~15%引き下げ)
これによって市場への流動性を高め、需要を喚起するための措置でしたが、結果としてダイヤモンドの小売価格を下げる原因となってしまいました。
また、ダイヤモンドの値下げのもう一つの理由としてあげられているのが【在庫調整】です。
近年ダイヤモンドの需要の低下により、デビアス社は約20億ドル(約3,000億円)相当にまで膨れ上がってしまったダイヤモンドの在庫を処理する為にこの値下げを行なったとも言われております。
ダイヤモンドの値下げは私たち購入者からするとメリットのように聞こえるかもしれませんが、中古市場などのダイヤモンドも自ずと価値が暴落してしまいますので、良い面と悪い面を持ち合わせているのです。
3.世界経済の低迷による宝飾品市場全体の冷え込み

ダイヤモンドの価値が下がってきている理由として最後に挙げられるのが、世界経済の低迷によるジュエリーの需要低下です。
コロナ禍以降、景気は少しづつ回復していますが、物価上昇や円安などの影響によって、ジュエリー業界の売り上げが伸び悩んでいる現状です。
美しいジュエリーは私たちの身近なアイテムではありますが、ダイヤモンドや貴金属などの高価な宝飾品は、景気が良く人々の所得に余裕がある時に需要が高まります。
一方で、経済が不安定になり将来への不安が高まると、贅沢品でもあるジュエリーよりも生活必需品などに人々はお金をかけるようになり、ジュエリーの購入は控える傾向にあるのです。
また、最近では若い世代の婚約指輪や結婚指輪などの需要が極端に減り、数十年前に比べると購入にかける金額も著しく下がっております。
以前では婚約指輪は給料の3ヶ月分という言葉が主流であり、ダイヤモンドなどは大きければ大きいほど良いとされてきましたが、現代では使い勝手の悪さや使うシーンが限られてくる事から、婚約指輪の購入を控える方も増えてきております。
婚約指輪を買わない代わりに新婚旅行や新生活の準備費用に充てるかたも増え、指輪ではなくネックレスやペアの腕時計などを購入する方もいらっしゃいます。
こうした時代の流れの変化が、ダイヤモンドの需要の低下に繋がり、市場価値が下がってしまったと言えるでしょう。
暴落の恐れがある今ダイヤモンドの売却はどうしたら良い?
資産として持ち続ける

ダイヤモンドの価値の下落によって、ダイヤモンドの買取を悩んでいた方にとっては売るべきなのか売らないべきなのか悩んでしまっている方も多いかと思います。
価値が下がってきている今、「価値が下がる前に売ろう」「価値が下がっているなら、しばらく様子を見てから売ろう」どちらの意見も間違えではありません。
資産として持ち続ける場合には適切な保管と、付属品(鑑定書)などの紛失に十分にお気をつけください。
ダイヤモンドには様々な鑑定期間がありますが、鑑定書の中にも信用度が変わってきます。
GIAの鑑定書は非常に価値の高いものになりますので、大切に保管してください。
また、ダイヤモンドは宝石の中でも非常に高い硬度を持った宝石になりますが、絶対に破損しないというわけではありません。
ダイヤモンドは世界一硬い物質と言われますが、特定の方向からの強い衝撃や圧力には弱く、「へき開(へきかい)」という性質により、叩いたり落としたりすると割れたり欠けたりすることがあります。
アスファルトなどの上に誤って落としてしまった場合、最悪割れてしまうことやヒビが入ってしまう事がございますので注意をしましょう。
売却のタイミングを見極める

ダイヤモンドの価値が下がってしまう前に売却を考えるのも一つの手です。
ダイヤモンドの売り時は、金やプラチナなどと同様に円安のタイミングを狙うと良いでしょう。
ダイヤモンドの国際取引はドルを目安に考えられておりますので、円安の時期は円換算の買取価格が上昇する傾向にあります。
買取おりづるでは豊富な販売ルートから、その日に最も高額な価格をお客様にご案内します。
ダイヤモンドの鑑定には、ダイヤモンドの4Cをしっかりと見極める技術が非常に重要になります。
買取おりづるでは鑑定書などがないダイヤモンドもしっかりと4Cを判断し、買取価格をお調べいたしますので、ダイヤモンドが不明な場合もお気軽にご相談ください。
まとめ
今回はダイヤモンドの価値について詳しくご説明をさせていただきました。近年人口ダイヤモンドの市場流通や、若い世代のダイヤモンドの買い控えなどによって市場の需要が下がってきているダイヤモンド。
美しく他の宝石にはない唯一無二の輝きを持ったダイヤモンドですが、時代の流れによって需要の低下に繋がってきています。上記でも述べましたが、資産として持ち続けるのも、価値が暴落してしまう前に売却をするのも間違えではございません。ダイヤモンドの価値は今後の世界情勢などによって変わる可能性がありますが、ダイヤモンドの価値がさらに暴落してしまう前に、ぜひ当店にご相談ください。
使い道に悩んでいる立爪ダイヤモンドや、本物かどうか分からないダイヤモンドなど…。買取おりづるではご相談だけでも大歓迎です。ダイヤモンドを売却の際にはぜひ当店をご利用ください。みなさんのご来店を心からお待ちしております。















