ルイヴィトンには有名な「モノグラム」「ダミエ」。ルイヴィトンを代表するラインであり、ルイヴィトンを購入する方はまずこの二つのラインを手に入れるでしょう。やはりこの人気のモデルはパッと見ても「ルイヴィトンだ!」とわかるデザインになりますのでこれが人気の理由の一つかも知れませんね。しかし、ルイヴィトンのモデルはこの二つ以外にも多くのラインを発表しています。今回はルイヴィトンの人気ラインを発表していきたいと思います。
目次
ルイヴィトン日本で人気のライン
ポップでカラフルなマルチカラー
2003年ルイヴィトンの革命的デザインとして一躍有名になった「モノグラム・マルチカラー」とは、ルイ・ヴィトンの「ライン」のひとつです。ルイヴィトンのデザインは、今まで落ち着いた雰囲気のデザインが多く、マルチカラーが発売した当時はそのポップさに驚く方が多かったそうです。しかし、今までにないその革新的なデザインは一気に話題になりました。
「マルチカラー」という名前の通り、使われている色はなんと「33色」もの色が使われているそうです。このカラーを引き立てる為に、使われている地のカラーは「白地」「黒地」の2種類のみになっています。マルチカラーの後ろの生地のおかげで、33色の特殊な印刷で表現したモノグラムがとても映える様になっているのです。
そんなマルチカラーですが、このデザインを受け持ったのはなんと日本人だったのです。日本だけではなく海外でも人気の高いアーティスト「村上隆さん」が「モノグラム・マルチカラー」の生みの親です。
ルイヴィトンと日本人デザイナーのコラボは、瞬く間に国内へ広まり、このコラボで初めてルイヴィトンを購入した人もいたそうです。このデザインはとくに日本人に人気で、発売された当初は男女問わずマルチカラーを所持していました。2009年には、裏地にのカラーバリエーションも増えさらに人気が高まりました。
その人気は衰えることはありませんでしたが、「モノグラム・マルチカラー」は2015年に廃盤ラインになってしまい、新規のアイテムは発売されなくなりました。しかし、近年ではSNSを中心に若い世代から「モノグラム・マルチカラー」が流行し中古市場では多くのアイテムが取り引きされることになったのです。
幸運の麦の穂「エピ」
ルイヴィトンでモノグラム、ダミエ以外に名が上がることの多いライン「エピ」。このエピは表面に流れるような細かい線が型押しされたラインです。ルイヴィトンのデザインの中でも、シンプルなデザインのエピはモノグラムやダミエと違った魅力があります。
「エピ」という名前には麦の穂という意味があり、流れるような細かい線は風に吹かれる麦の穂をイメージしています。ヨーロッパでは麦の穂は幸運や恵の象徴として大切に扱われていた事から、ルイヴィトンのエピは海外で爆発的な人気が出ました。
日本でも、このエピはフォーマルの場でも使える事から発売当初から多くのファンがエピを求めてルイヴィトンに殺到しました。現代でも、経年劣化しにくいエピは世代を超えて愛されています。
エピの人気の理由はそれだけではありません。エピの最大の特徴である型押しのレザーは、特殊な技術で型押しがされています。光の当たり方次第で見た目の印象がガラリと変化するのです。同じカラーであっても光の加減で全く違った印象を与えるので飽きが来る事なく、長期的に使用することができます。
ルイヴィトン海外で人気のライン
高級感溢れる唯一無二のヴェルニ
光沢感のある生地に、人気のラインモノグラムが型押しされている「モノグラム・ヴェルニ」。ヴェルニという名前はフランス語で「エナメル」を意味しています。エナメルレザーが持つ光沢感やエンボス加工されて立体的に見えるモノグラム柄が今までとは違った印象を与えてくれます。
多くの洗練された鮮やかなカラーバリエーションが特徴でもありますので、自分好みのヴェルニを探すことができます。
さらにこのヴェルにの良いところは、牛革のなかで最高級といわれるカーフスキンのその上からエナメル加工を施しているため、独特な艶が生まれ傷や水濡れに強い製品になります。とはいっても完璧に強い訳ではありませんので、濡れてしまった時は乾いた布で拭いてあげてください。
このデザインは、1998年にルイヴィトンのデザイナーであった「マーク・ジェイコブス」が自身のデビュー・コレクションのショーのためにデザインして誕生したものです。この名前を聞いて気づいた方は多いかと思いますが、このデザイナーこそが人気ブランド「MARC JACOBS」の創設者「マーク・ジェイコブス」です。
このマーク・ジェイコブスは1997年からルイヴィトンのデザイナーとして活躍しており、ルイヴィトンでも多くのデザインを手がけた人でした。マークジェイコブスが手がけたヴェルニは時代を超えて現代でも多くのファンを魅了しています。<_p>
海をモチーフにしたダミエアズール
日本では「白ダミエ」と呼ばれる「ダミエ・アズール」。ルイヴィトンの人気ラインであるダミエの新色として、2006年に発表されたのがこの「ダミエ・アズール」になります。ルイヴィトンのコンセプトは「旅」であり、サマーシーズンの旅行は何より大切なものでした。
そこで、サマーシーズンに多くの人が訪れるイタリアのリゾート地リヴィエラに目をつけました。リビエラの美しい海と白く輝く砂をイメージして作られたこのラインは、フランス語で「紺碧(こんぺき)」を表す「アズール」と名付けられました。
白色&黒色の組み合わせと思っている方が多いですが、よく見ると白&紺、青でデザインされています。発表後、人気ダミエの新色と話題になり多くの人がダミエアズールを求めました。女性だけでなく、男性も持つことのできるデザインは今も人気ラインとしてルイヴィトンで多くのアイテムが発表されています。
このアズールは美しい白が特徴でもありますが、通常のダミエと違い汚れが目立ちやすい傾向になります。男性はズボンのポケットにお財布を入れる方が多いですが、色移りが目立つダミエ・アズールは余りおすすめはできません。
汚れてしまった時は乾拭きで拭くなど、日頃のメンテナンスによって長く使えることのできるアイテムになります。
ルイヴィトン廃盤ライン
驚く仕掛けが!サイバーエピ
1854年に旅行鞄の専門店として創設されたルイヴィトンが来るべき2000年を記念して発売されたラインが「サイバーエピ」になります。ミレニアム限定コレクションだけに、このサイバーエピはかなり趣向を凝らしたデザインになっています。
エピについては上記で説明をしましたが、麦の穂をイメージしたデザインで表面に流れるような細かい線が型押しされた特徴的なラインになります。
このサイバーエピとは、パッと見た目は通常のエピとは変わらないデザインになっていますが、なんとブラックライトを当てるとモノグラムの柄が浮かび出てくる特殊な加工を施されているのです。通常のエピの素材を活かしつつエナメルのような質感を追加したサイバーエピは、ミレニアム限定コレクションの名に恥じないデザインになっています。
このサイバーエピは手帳やアクセサリーなどに展開されましたが、他にもワインボトルケースにも使われました。このワインボトルケースは持ち運びができるようになっており、2000年を迎える記念してワインでお祝いしましょうとなっています。
現在では廃盤になてしまったラインになりますので、中々お目に掛かれるお品ではありません。限定品として根強い人気があるサイバーエピは状態の良いものになりますと高額でお取引されていることが多いです。
ヤヨイ・クサマ コレクション
皆さんは草間彌生さんをご存知でしょうか?水玉やかぼちゃなどの個性的な作品で世界的に有名なデザイナーです。2023年に94歳になった草間彌生さんは、現在でも現役でデザイナーの活動をしています。そんな彼女とルイヴィトンのコラボは2012年に発表され、国内でも大きな話題となりました。
彼女の代表的なデザイン水玉を意識したルイヴィトン商品は国内だけではなく、海外でも話題になりました。鞄やお財布だけでなく、香水やスカーフ、靴などのアイテムにもこの草間彌生さんのデザインが施されています。
さらに驚くことに草間本人を模ったドール「ヴィヴィエンヌ」を発表するなど、ルイヴィトンと草間彌生さんのコラボレーションは大きく取り上げられました。このコラボレーションのアイテムは限定だった為、購入できない人が続出し再コラボを希望する方が多くいました。
その声にルイヴィトンは応えるように、2023年1月に再リリース。多くのファンを喜ばせたコラボレーションになっています。
こちらも現在は廃盤になってしまったラインになりますので、中古市場でも人気のラインです。再コラボレーションを再度望む声も多く、需要は高い傾向にあります。
モノグラムジャイアント
2019年のサマーカプセルコレクションで発売されたのがこの「ジャイアントモノグラム」。ジャイアントの名前通り、ルイヴィトンのモノグラムが大きく施されたデザインになっています。
今までのモノグラムはLVのロゴとフラワーモチーフが細かに描かれていましたが、このデザインは大きなLVロゴとフラワーモチーフからできています。遠目から見てもすぐにルイヴィトンだと分かるアイテムは中々ありません。
これまでのデザインとは打って変わった印象を与える事から、発表当時から大きな話題を呼びました。その為、発売後すぐに売り切れとなってしまいジャイアントモノグラムは常に品薄状態でした。「ネヴァーフル」「オンザゴー」「ネオノエ」のジャイアントモノグラムは特に人気のアイテムです。他にも靴やアクセサリーなど幅広いアイテムに使われていますので、ぜひ手に入れて見てくださいね。
まとめ
ルイヴィトンの人気ラインについてお話しをしてきました。皆さんが持っているラインはありましたか?廃盤になってしまったラインから人気のラインまで、ルイヴィトンは多くのデザインを作成してきました。残念ながらルイヴィトンにはアウトレット(大量仕入れによる安売り)がありませんので廃盤なってしまったアイテムは中々購入することができません。
その為、廃盤になってしまった鞄やコラボ新作などのルイヴィトン商品は価値が上がる傾向にあります。
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