ヴィンテージブームで需要が上昇している「FENDI(フェンディ)」。イタリア発祥のブランドであり、現代に至るまで多くのデザインを残してきた歴史があります。ヴィンテージアイテム以外にも多くの人気アイテムがありますので、今回は人気の高いアイテムやデザインを紹介させて頂きます。
目次
ヴィンテージで人気の柄
FENDIといえば「ズッカ柄」
フェンディのアイテムを紹介する上で「ズッカ柄」は必ずといっても差し支えない程の通らないといけない道でもあります。まずこの「ズッカ柄」ですが、「F」を２つ並べ一つを逆さまにしいくつも並べたデザインになります。
元々は毛皮のコートの裏地として採用されていた柄であり、”ダブルF”で「Fun Fur（毛皮を楽しむ）」といった意味も込められていたのです。裏地として使われていたこのズッカ柄はいつしかFENDIを表すデザインとして人気となり、その後バッグやお財布などの様々なアイテムに採用される事となったのです。
この「ズッカ柄」は主に90年代によく使われていたデザインです。日本でも一時爆発的なブームが起こり多くの人がこの時に購入したのではないでしょうか？しかし、今となってはデザインが”古臭い”と感じる方もいるのも事実です。
その一方で、若い世代を中心に”ヴィンテージブーム”が起こり、FENDIの「ズッカ柄」が再注目されています。人気の高いブランドアイテムが流行していますが、新作のバッグなどはどうしても誰かと被ってしまうデメリットがあります。
しかし、ヴィンテージのアイテムとなると、廃盤やデザインの変更によって今のデザインとは少し違った雰囲気を出すことが出来ます。個性を大切にする現代だからこそ「ヴィンテージ」のアイテムが流行したのかもしれません。
「ズッカ柄」の魅力はヴィンテージ以外にも様々あります。
まずは色合いですが、派手な色やデザインではない為男女問わず使う事ができます。シックなデザインですのでバッグ以外にもアクセサリーや小物などにも人気の高いデザインです。
どんなファッションにも合わせやすくフォーマル・カジュアルと場面を気にせず使う事ができるのが最大のメリットでもあるでしょう。
しましまストライプが可愛らしい「ペカン柄」
FENDIの「ズッカ柄」と並ぶ人気なデザインが「ペカン柄」。ズッカ柄のようにモノグラム柄ではなく、シンプルな黒と茶色のストライプが特徴です。
この「ペカン柄」が誕生したのは1983年。チェコ出身の建築家のJosef Hoffmann (ヨーゼフ・ホフマン）の作品からインスパイアされたと言われております。ホフマンの作品は直線的で幾何学的なフォルムをしており、彼が愛した装飾を彷彿とさせるような「ペカン柄」はまさに芸術と言えるでしょう。
幅広いストライプにフェンディのブランドカラーでもある黒と茶の2色で染め上げた「ペカン柄」は、シンプルなデザインと感じるかもしれませんが、シンプルだからこその美しさが際立ちます。
1983年の発表当初はキャンバス地に描かれていましたが、その後レザーや毛皮などにも用いられるようになり現在でもフェンディを代表するデザインです。
ペカンのモダンなストライプは男女を問わず使うことのできるデザインとなっており、バッグだけではなく小物まで幅広く展開されています。
ヴィンテージが再燃している「ズッカ柄」と同様にペカンの柄の人気も高まっています。シンプルですがファッションに合わせやすく、シーンを選ぶことなく使う事ができる事で人気が再上昇しています。
流行の最先端とも言われる海外セレブや芸能人が使っていることで、幅広い世代に知名度が上がる事となったのです。
FENDIの人気バッグ
女性の憧れ「ピーカブー」
フェンディのバッグと言えば「PEEKABOO(ピーカブー)」を思い浮かべる方が多いかと思います。ピーカブーが発表されたのは2009年、フェンディ創業者の孫「シルヴィア・フェンディ」によりデザインされたバッグでのことです。
10年あまり経った現在でも幅広い世代から人気の高くフェンディの王道バッグとして展開されています。
ピーカブーの最大の特徴は、シンプルゆえに流行り廃りに囚われる事がなく、使い勝手の良いデザインです。
英語で「いないいないばあ」を意味するピーカブーのバッグは、由来の通り一見シンプルに見えながらギャップの感じることのできる驚きが隠されたバッグでもあります。
ピーカブーはサイズ展開やカラーバリエーションが豊富な点も人気の理由の一つ。バッグ自体はワンハンドル仕様に付属のストラップが付いています。ストラップは着脱可能ですので２wayで楽しむ事が魅力ですね。
フォーマルな場ではハンドルでシックな雰囲気に、お出かけなどではストラップを付けショルダーにする事でお買い物を存分に楽しむ事ができます。
2020年にはアコーディオンフレームの形状に進化した「ピーカブーアイシーユー」がレギュラーデザインとなり話題を呼びました。これによって荷物の出し入れも簡単になり、使い勝手がとても良くなりました。
サイズは【XS・ミニ・ミディアム・エックスライトラージ】と選ぶ事ができ使う用途によって細かく分ける事ができます。
自分好みのサイズ・カラーを選ぶことによって自分だけのバッグに変えることのできる「ピーカブー」はやはり女性の憧れのバッグなのでしょう。
BAGUETTE(バゲット)
2009年に発売された「PEEKABOO(ピーカブー)」より十数年早く生まれたのが「BAGUETTE(バゲット)」。ピーカブーと同じフェンディ創業者の孫「シルヴィア・フェンディ」がデザインした「It bag」のオリジナルモデルになります。
1997年に発売を開始した「バゲット」ですが、その翌年には人気ドラマ「Sex and the City（セックス・アンド・ザ・シティ）」に登場する事となります。キャリー(サラ・ジェシカ・パーカー)が「これはバッグじゃない、バゲットよ！」と言ったセリフは有名ですね。
映画の公開により、世界中でバゲットは瞬く間に注目の的になりました。その数年後には、日本でもズッカ柄の「マンマバゲット」が大流行し、馴染み深いと感じる方が多いのではないでしょうか？
バゲットは短いショルダーストラップ、軽く柔らかい素材、小さめのフォルムが特徴です。バッグの真ん中にはフェンディのアイコンでもある[ダブルＦ]の金具が輝きます。
ネーミングの由来となったバゲット（フランスパン）のように小脇に抱えられるようにデザインされたバゲットは発売と同時に多くの女性の心を奪いました。斬新でおしゃれなデザインだけではなく機能面も申し分ない「バゲット」は、内側にファスナー付き内ポケットやコンパートメントなどがデザインされています。
2019年の再販以来、ますますバリエーションが豊富になってきているバゲット。レザーだけでなくベルベット、ブロケード、シルクといった様々な素材を使用しており、カラーやデザインも多種多様です。
場所やファッションによって思いのまま持ち替えることのできる「BAGUETTE(バゲット)」は時代を超えて人気の理由が分かると思います。
フェンディ最新アイテム
FENDI Origami(フェンディ オリガミ)
2023年秋冬シーズンの新作として登場したのが「FENDI Origami(フェンディ オリガミ)」です。
巾着型バッグとショッピングバッグの2Wayで使うことのできるバッグになっています。
その秘密はバッグの内側に隠された8つのマグネット。このマグネットを合わせるように内側に折り込むとサイズダウンした巾着型バッグに、マグネットを全て外すことによって幅が広いショッピングバッグになるという訳です。
レザーハンドルが２つ付いているので、片手で持つことも肩にかける事ができます。
この”折り込む・広げる”事が、日本人の方には馴染み深い「折り紙」の様に感じたのかもしれませんね。
この「フェンディ オリガミ」には王道の【ホワイト・ブラック・ベージュ】以外にも【ライトブルー・ピンク・ズッカ柄】などの幅広いカラーも特徴です。
FENDI C’mon(フェンディカモン)
2023年秋冬「FENDI Origami(フェンディ オリガミ)」と同じくウィメンズコレクションにて発表された、「FENDI C’mon(フェンディカモン)」。
待望のエレガントルックスのバッグが発表されたことによって大きな話題を呼びました。
丸みを帯びたアウトラインが可愛らしい「FENDI C’mon(フェンディカモン)」。可愛らしさの中にメタルのFFロゴが付いたマグネットの留め具輝きます。
サイズはミディアム、スモール、ナノの3つがありますが、それぞれ特徴が異なる部分が珍しいですね。
中でもナノサイズのフェンディカモンは、背面のループにストラップを通すことでベルトバッグとして活用する事ができます。調節・取り外し可能なショルダーストラップ付きですので、ハンドバッグにもショルダーバッグにも変えることのできる2Wayになっています。
「FENDI Origami(フェンディ オリガミ)」同様、新作ながら多くの話題を読んでいるバッグになります。
まとめ
今回人気ブランド「FENDI」に付いてご紹介させて頂きました。長い歴史を持つFENDIのバッグは時代を超えて愛されている事が分かりますね。今回紹介したバッグ以外にも様々な人気アイテムがあるので、またご紹介したいと思います。
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