イタリアを代表する「ボッテガヴェネタ」その魅力とは?

2025年12月30日 2025年12月30日
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イタリアを代表する「ボッテガヴェネタ」その魅力とは?

イタリアを代表するラグジュアリーブランド「BOTTEGA VENETA(ボッテガヴェネタ)」。ロゴに頼らない上質な革製品と洗練されたデザインが特徴で、バッグ・小物からウェアまで幅広く展開しているブランドになります。

さて、そんなボッテガですが、実はそのブランドの魅力をあまり知らない…という方も多いはず。今回は魅力溢れるボッテガについてご紹介をしていきたいと思います。

ボッテガヴェネタの歴史

革工房としての始まり

イタリアの街並み

ボッテガヴェネタは1966年にイタリアのヴィチェンツァで”モルテド夫妻”が熟練の腕を持つ職人を集めて革製品を手作業で作り上げる小さな工房を開いたのが始まりです。

ヴェネト地方は革職人が多く、また北イタリアの中でも美しい町並みで知られています。

「Bottega(ボッテガ)」はイタリア語で「工房」という意味を持ちますので、ブランド名は「ヴェネタの工房」という意味になります。

始まりは小さな工房でしたが、熟練した腕を持つ職人が伝統的な手作業で最高品質のレザー製品は瞬く間に話題となりました。

高品質のレザーと職人の確かな技術が合わさったボッテガ製品はイタリア上流階級の間ですぐに認められ、瞬く間に人気ブランドとしての知名度を広めていったのです。

編み込みレザーのデザイン

イントレチャート

ボッテガは、多くのレザー製品を発表していき、1970年代には「When your own initials are enough(自分のイニシャルだけで十分)」と書かれた広告キャンペーンを開始しました。

ロゴなどに頼る事のない、職人の技術と高品質のレザーがボッテガの特徴になり、1975年にはボッテガを代表するイントレチャート(Intrecciato)が初めて発表されました。

当時レザーの縫製はミシンや手縫いで行われていましたが、厚い革になるとミシンで縫製する事ができませんでした。

そんな中柔らかく耐久性のある製品を作るための実用的な解決策として開発されたのが、薄い革のストリップを丁寧に編み込む「イントレチャート」だったのです。

イタリア語で「編み込み」を意味し、発表されると瞬く間に人気コレクションとして知られていきます。

1980年代には、ジャクリーン・ケネディやファラ・パーレビ元イラン王妃など、世界の著名人が顧客の名を連ねるようになりました。

経営困難と再出発

着々とそのブランド名を広めていったボッテガですが、1990年代に入って今までの勢いに陰りが見え始めます。

経営陣はブランドイメージをさらに高めようと、当初掲げていたロゴに頼らないスタイルを覆し、製品にBVロゴを飾りました。

それがきっかけなのかは定かではありませんが、それを機にボッテガの人気は徐々に落ち経営難にまで陥ってしまうようになったのです。

そんな中、2001年に経営悪化していたボッテガはグッチグループに買収されることになったのです。

それによって、HERMES(エルメス)などで活躍をした”トーマス・マイヤー”が、ボッテガのクリエイティブディレクターに就任します。

トーマス・マイヤーは、ボッテガヴェネタのBVロゴを撤廃し、人気であった「イントレチャート」を強調するデザインを多く発表していきました。

これによって、徐々に売り上げを伸ばしていったボッテガは、店舗を世界中に拡大しラグジュアリーブランドとしての地位を確立していきます。

2005年には、ブランド初となるプレタポルテコレクション(ファッションショー)を開始。

2011年には、アクセサリーやインテリア、香水などの幅広い商品を展開し今までにないカテゴリーを展開させていったのです。

ボッテガの人気「イントレチャート」とは?

イントレチャートの魅力

編み込みデザイン

日本でも馴染みの深い「イントレチャート」。

ボッテガ・ヴェネタの象徴的なデザインとして人気があり、流行に左右されない「永遠の定番」としての地位を確立しています。

日本では、2000年にブランドブームの影響を受けイントレチャートバッグが大流行しました。

シンプルな見た目から男性女性問わずに使う事のできるデザインになっており、バッグだけでなくお財布やカードケースなど様々なアイテムに展開されたデザインになります。

イントレチャートの魅力は、なんといってもレザーの柔らかい手触りです。

柔らかい革をテープ状にして編み込んでいるため製品全体がしなやかで、使い込むとさらに手触りが良くなります。

また、複数のレザーを編み込むことで、一枚革の製品に比べて引っ張りに対する強度が向上し、傷が目立ちにくいという利点があります。

ただ、編み込みの隙間にホコリや汚れが溜まりやすいのが少しデメリットにはなりますが、しっかりとお手入れをしてあげることによって長く使う事のできるアイテムになります。

イントレチャートは流行遅れ?

イントレチャートのデザインは、シンプルながら美しいデザインになりますが、中には「ダサい」「流行遅れ」などの意見も見る事があります。

確かに、イントレチャートが流行したのは2000年前後に日本で流行したアイテムになりますので、最近の子にはお父さん世代が持っていたというイメージが強いのかもしれません。

また、ボッテガではバッグ以外のアイテムにもイントレチャートを展開していった為か、新鮮味がなくなり「ありきたり」と感じるという方も増えております。

しかし、2024年には再び2000年代のイントレチャートデザインのバッグが登場するなど、その需要の高さは時代を超えても無くなることはございません。

イントレチャートを上手にファッションに取り入れるコツは、定番色だけでなく、季節感のある色や、より上質なレザーなどを選ぶと、人と被る事がなく身につける事ができます。

黒やグレーなどは傷が目立ちにくく無難な色ではありますが、”グリーン”や”ブルー”などのカラーもとても可愛らしく派手になりすぎないカラーになりますので、カラーに悩んでしまったら選んでみるのも良いかもしれませんね。

イントレチャートのおすすめアイテム

王道のイントレチャート「トートバッグ」

ボッテガヴェネタのトートバッグ

ボッテガヴェネタでは、様々なデザインのアイテムを展開しております。

中でも人気の「チェルボ」は、イントレチャートのデザインをトートバッグに落とし込んだ使い勝手が良いトートバッグになります。

イタリア語で「鹿」を意味し、鹿革(ディアスキン)を使用したアイテムになっており、普段使いはもちろんのこと、ビジネスバッグとしても使う事ができます。

非常に軽量なバッグになりますので、多くの荷物を入れても肩などに負担がかかりにくく、長時間使っても疲れにくいメリットもあるのです。

シンプルな見た目になりますので、男性女性問わずに使う事ができます。

チェルボのイントレチャートは現在でも人気のレザーとして知られております。

使わないままのボッテガヴェネタのトートバッグは、ぜひ一度お値段を聞いてみてください。

大きなイントレチャートが可愛らしい「カセット」

ボッテガヴェネタのカセット

2018年にクリエイティブ・ディレクターの”ダニエル・リー”が、伝統的なイントレチャートデザインを、再解釈した「マキシイントレチャート」。

編み目の幅を大幅に大きくしてモダンにデザインされたマキシイントレチャートは、今までにない雰囲気が人気となり、イントレチャートを再流行させたとも言われるコレクションになります。

そんなマキシイントレチャートの代表作ともいえるこちらのカセットバッグは、革ひもが直角に編み込まれたスタイリッシュでスポーティーなショルダーバッグになります。

デザインはシンプルですが、収納可能なストラップがついておりショルダーとしてもクラッチバッグとしても身につける事のできるデザインが人気です。

また、カセットはカラーバリエーションがとても豊富なことも特徴です。

ブラックやベージュ系の定番カラーはもちろんのこと、近年瞬く間に人気となった「ボッテガグリーン」と呼ばれる鮮やかなグリーンも人気色として知られております。

元々このグリーンは「パラキートグリーン」と呼ばれる色で、明るくパキッとしたグリーンが目をひくカラーです。

このグリーンをボッテガの人気色まで押し上げたのが、カセットの産みの親でもある”ダニエル・リー”になります。

2021年春夏コレクションでは、この明るいグリーンを多く採用し、包装や広告にもこの色が使われるようになると、ブランドの象徴カラーとして定着しました。

無難なカラーに飽きてきてしまった方こそ、ぜひ「ボッテガグリーン」を選んでみてください。

女性におすすめ「ザ・アルコ」

ボッテガヴェネタのザ・アルコ

ボッテガヴェネタの始まりの地でもあるイタリア・ミラノ。

そんなミラノのシンボル的な凱旋門が、「平和の門(アルコ・デッラ・パーチェ)」になります。

この「平和の門(アルコ・デッラ・パーチェ)」から名をつけられた、「ザ・アルコ」は、ナチュラルな風合いのフレンチカーフ数種類を採用した特徴的なデザインとなっております。

「ザ・アルコ」は、アーチ型のトップハンドルと、ドーム状のフラップ(蓋)を組み合わせた建築的なシルエットが特徴です。

ハンドバッグタイプとトートバッグタイプの2種類が展開されておりますので、使う用途やシーンに合わせて選ぶ事ができます。

またシンプルな見た目が美しく、ロゴがしっかりと入ったデザインではない為、ブランド感を全面に押し付ける事がありませんので、シンプルなバッグを持ちたいという方におすすめのアイテムになります。

まとめ

今回はイタリアを代表するハイブランド「BOTTEGA VENETA(ボッテガヴェネタ)」についてご紹介をさせて頂きました。

ボッテガはイントレチャートのイメージが強く世代によっては見飽きてしまった方や人と被ってしまうなどの意見も多くみられます。

しかし、ボッテガは創業当初から高品質のレザーを職人の高い技術によって商品を生み出すことは変わっておりませんので、こだわりを持ちたい方におすすめのブランドでもあります。

買取おりづるでは、使わなくなってしまったボッテガの買取を強化中です。

イントレチャートは中古市場でも非常に多く取引をされているアイテムになりますので、売れないのでは?と思う方が多いかもしれません。

しかし、限定色や人気アイテムの需要は非常に高く、中古のお品物でも高額買取のチャンスでもあるのです。

使わないままのボッテガ製品はぜひ買取おりづるにお任せください。みなさんのご来店を心からお待ちしております。

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