バッグには様々な種類があり、ファッションや使うシーンによって自分好みのデザインを選ぶことができます。
しかし、パーティシーンで使用するバッグは普段使いのものが使えない事も多く、どんなデザインのものを選ぶべきか悩んでしまう方も多いかもしれません。
今回は鑑定士がおすすめするパーティシーンでも使えるハイブランドバッグについてご紹介をして行きたいと思います。
目次
パーティシーンで使うバッグとは？
フォーマルな場である結婚式でのバッグの選び方
まず結婚式などのフォーマルな場では、マナーを守ってバッグを選ぶ必要があります。
この時に華やかなバッグは避けた方が良いのかな？と思う方が多いかもしれませんが、華やかなバッグを選ぶのは全く問題ではございません。
たとえば、結婚式などに持っていくバッグであれば、【シルク・サテン・ベロア】など光沢のある素材のバッグがおすすめです。
ビーズの刺繍やスパンコール、リボンなどの装飾がついたものも華やかな印象を与えますのでおすすめのデザインになります。
逆に、カジュアルな布素材やアニマル柄、ファーなどの素材は避けましょう。
ファー（本物、エコファー問わず）や革製品、アニマル柄などの動物由来のアイテムは、「殺生」を連想させるため、お祝いの場にはふさわしくないとされています。
ここで注意したいのは、クロコダイルやオーストリッチなどの革製品はタブーとされてきていますが、近年では控えめなデザインの牛革であれば問題ないとされています。
バッグの大きさにも注目しなければなりません。
バッグは基本的に小ぶりのフォーマルなものを用意し、最小限の小物を入れるだけにしましょう。
荷物が多い場合はサブバッグにまとめ、会場に預けるようにすると良いと思います。
カラーにも注目！
バッグのデザインや素材について知って頂けたかと思いますが、実はバッグのカラーにも気をつけなければなりません。
結婚式にふさわしいバッグのカラーは、ベージュ、シルバー、ゴールド、ネイビー、ブラックなどの落ち着いた上品な色が一般的です。
ドレスの色や季節に合わせて選ぶと選びやすいかもしれません。
結婚式のバッグで避けるべきカラーは”白”と言われております。
まず白ですが白は花嫁だけの特別な色なので、ゲストはバッグであっても避けるのがマナーになります。
一昔前では、喪服などを想像させる”黒”も避けた方が良いとされていたカラーになりますが、近年では全身真っ黒なコーデでなければ、バッグが黒であっても問題ないとされております。
参考程度になりますが、秋冬のシーズンでは深みのあるディープカラー（ワインレッド、モスグリーンなど）がおすすめです。
春夏のシーズンでは、春らしい淡いピンク、ミントグリーン、ラベンダー、ライトブルーなどのパステルカラーが季節感を演出し、装いを明るく見せてくれます。
自身の好みのカラーを選ぶのも良いですが、ドレスや装い季節に合わせてバッグを選ぶと迷う事なくファッションを楽しむことができます。
結婚式におすすめのハイブランドバッグ
ルイヴィトン【ポシェット･フェリシー】
日本でも人気の高いルイヴィトンは、華やかなデザインからシンプルなデザインまで幅広い展開をしております。
王道の【モノグラム】をはじめ、【ダミエ】や【エピ】などラインによっても全く雰囲気が違い、同じブランドでもラインの違いを楽しむことができます。
さて、そんなルイヴィトンですが結婚式などのフォーマルな場所では持ちづらいデザインなのでは？と思う方が多いかもしれません。
モノグラムなどの柄の主張が強いラインは避けた方が良いとされていますが、中でも落ち着いたラインとしても知られているのが【モノグラム･アンプラント】です。
モノグラム･アンプラントは、ルイ･ヴィトンを象徴するモノグラム･パターンを上質なカーフレザー（牛革）にモノグラムパターンを型押し（エンボス加工）したラインになります。
従来のキャンバス地のモノグラムとは異なり、落ち着いた雰囲気と高級感のある柔らかな手触りが魅力で、使い込むほどに柔らかさが増すのが特徴です。
【ポシェット･フェリシー（M82609）】は、取り外しが可能なチェーンバッグになっており、21 x 12センチとサイズ感もちょうど良いアイテムになります。
チェーンを外すと手持ちが可能なクラッチバッグに変える事もできますので、ドレスのデザインや使うシーンなどによって選ぶことができる点も魅力の一つです。
普段使いのしやすい広々としたコンパートメントには、1つはファスナー式、もう1つには複数のカードスロットを備えた2つの取外し可能なポケットが付いています
こちらも使うシーンによって取り外しが可能になりますので、多くの荷物をなるべく入れたい時には取り外し、細かく整理がしたい時には取り入れを選ぶことができます。
現在公式から発表されているカラーは【トゥルトレール（ベージュ）・ノワール（黒）・ローズプードル（ピンク）】がございますので、ドレスのカラーに合わせて購入するのが良いかもしれません。
CHANEL【ココハンドル】
フランスを代表する高級ファッションブランド、CHANEL（シャネル）。
CHANELの象徴的なキルティングデザインのバッグ「マトラッセバッグ」は、幅広い年代から支持をされており人気のデザインになります。
さて、そんなCHANELのブランドイメージカラーはブラックである為、結婚式のバッグに相応しくないのではないかと思う方も多いかもしれません。
上記でも述べた通り、一昔前では、喪服などを想像させる”黒”も避けた方が良いとされていたカラーでしたが、最近ではフォーマルな場にふさわしい定番カラーの一つとして黒も人気が高まっています。
さて、そんなCHANELでも人気の高い”マトラッセバッグ”ですが、2016年前後に新登場した”トップハンドル フラップ バッグ”（通称：ココハンドル）も人気が急上昇しているアイテムになります。
ココハンドルは、マトラッセバッグを踏襲したデザインになっており【チェーン・キルティングステッチ】が特徴になります。
通常の的ラッセバッグと違っているのはトップハンドルがついており、チェーンが取り外し可能になっている事です。
これによってチェーンを取り外すとハンドルのついたハンドバッグにも変わりますので2WAYで楽しむことができます。
（発表後の初期型はチェーンの取り外しが不可になっています。）
デザインの発表後すぐに人気アイテムとなり、公式からは中々購入できないアイテムになりますので、中古市場では非常に人気の高いバッグとして知られております。
ころんとした丸みを帯びたデザインとバッグの中心にデザインされたココマークが大変愛らしく、普段使いはもちろん結婚式などのフォーマルな場面でも活躍をします。
黒のシックなデザインをお探しの際はぜひCHANELを選んでみるのも良いかもしれません。
HERMES【ジジェ】
ハイブランドの中でもトップに輝くHERMES（エルメス）。
多くの人がブランド名を聞いた事がある名門ブランドであり、創業当時から変わらない職人の手作りによるアイテムを多く展開しております。
そんなエルメスでは元々馬具工房として始まったため、馬具との関係はブランドの根幹を成すものです。
エルメスのアイテムの中でも認知度が高い「バーキン」は馬具や乗馬用品を収納・運搬するために使われていた大型のバッグから着想を得てデザインされたものになります。
エルメスのバッグはシンプルでエレガントなデザインのものが多く、フォーマルなシーンではもちろんの事普段使いもしやすいメリットがございます。
ハンドバッグやチェーンバッグは使い勝手もよく、両手が空くメリットもございますが、どうしても似通ってしまうデメリットもございます。
そんな時はぜひクラッチバッグに目を向けてみるのも良いでしょう。
クラッチバッグは、肩紐や持ち手がないため、すっきりとしたミニマルな外観が特徴です。
その為、結婚式やパーティーなどのフォーマルな場では、大きなバッグは不適切とされることが多く、必要最低限の荷物が入るコンパクトなクラッチバッグが重宝されます。
クラッチバッグは様々なブランドから展開されている王道デザインになりますが、エルメスのクラッチバッグが特におすすめです。
エルメスのクラッチバッグ【ジジェ】は、エルメスの中でも非常に人気の高いアイテムになります。
バッグのフラップ部分に大きくあしらわれた、エルメスの頭文字である「H」の形をしたベルト（クラスプ）が特徴のジジェは、シンプルで洗練されたデザインになります。
カラー展開も豊富な為、ドレスや装いに合わせてカラーを選ぶ事ができます。
エルメスのブランドカラーでもあるオレンジは、ジジェの中でも人気カラーになっておりますので中古市場でも非常に人気のアイテムです。
シンプルで洗練されたデザインのバッグをお探しの際は、ぜひエルメスを選んでみるのも良いかもしれません。
まとめ
今回は結婚式などで活躍するハイブランドバッグについてご紹介をさせて頂きました。
普段使いのバッグは様々なデザインを選ぶ事ができますが、結婚式などのフォーマルなシーンではバッグもしっかりと選ばなければいけません。
そんな時にぜひこちらのコラムを参考にしてみてくださいね。
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